東京都知事選挙に思う

2014年1月22日 23時32分 | カテゴリー: 平和, 政治

2月9日が投票日だというのに、公開討論会がまだ行われていないとはいったいどういうことでしょう。課題山積の東京、その未来図をどの候補がどのように描いているかをしっかり見て考えなければならないのに。 

東京問題

東京の予算規模は、カナダ1国に匹敵するくらいの大きさの12兆円。日本の中で最も税収が多く、最も豊かであるはずの東京です。でもその豊かさを実感できているでしょうか。

【1】エネルギー 脱原発とクリーンエネルギーの開発。これによって、放射能におびえることなく、また自然破壊を行わないで、安心できる環境、持続可能な社会をめざしたい。広島・長崎の原爆と福島原発の事故の経験、日本が方向転換しなくてどうする?自然エネルギー分野での技術開発をすすめるべきです。 

【2】超高齢化 4人に一人が65歳以上の高齢者となるのももう間近かです。独居老人が増えていること、介護保険のうち、要支援の部分が自治体に降ろされるのであれば、なおさら、社会保障制度の見直し、地域包括ケアのあり方・システムを早急に考えなければなりません。

 【3】貧困 非正規雇用が働く人のうちの3分の1といわれています。非人間的な労働を許さないように取り締まりをし、雇用の安定を図り、“低賃金で社会補償もない”という状況は是正されるべきです。生活保護費の引き下げ、消費税増税は、苦しい生活にさらに追い打ちをかけます。いくつものセイフティーネットによって、何度でもやり直しがきく、雇用の創出と貧困のない社会をめざすべきです。

【4】教育 いじめや不登校・ひきこもり・自殺が後を絶ちません。子どもの人権が守られ、友だちと切磋琢磨しながら十分遊び、生き生きと体験的な学びができる環境が必要です。教師が主体性をもってのびのびと教育できる環境があるでしょうか。

【5】保育園の待機児 圧倒的に認可保育園が足りませんが、同時に子どもが小さいうちは早く退社できるなど、社会全体の働き方を見直し、ワークライフバランスが実現できることを模索していくべきです。子どもを安心して生み育て、社会全体で温かく育む体制作りをさらに推し進める必要があります。
障がい者福祉、町づくりの問題等々、本当に多くの問題がありますが、自分なりの問題意識と知事候補の政策をしっかり照らし合わせていきたいと思います。

政策の中の何を優先するかが、すなわち、予算をどのように配分するかであり、それは、都民の生活に、大きな影響を及ぼします。かつて福祉予算が1位だった東京が石原都政で29位に転落したこともあるのですから。

国政への影響力もとても大きいものでしょう。憲法改正や特定秘密保護法によって、基本的人権や平和や「知る権利」が侵されるようなことはけん制してもらわなくてはなりません。
また現政権は、新自由主義の中での「経済」を優先していますが、そこには、過度の競争、利権や既得権など、本来の経済活性化を阻害している面もあるのです。もちろん経済は大事ですが、だれもが平等なチャンスを得て、やりなおしもできる、そして健全に働いて、家庭を営み、子どもを安心して育てられる社会、「喜んで税金を払おう」と思えるような「豊かさ」「平和」を実感できる東京であってほしいと願います。そのためには、市民の声を常に聴いてくれるボトムアップの政治手法の人を望みます。
都知事は大きな権限と影響力を持ちます。

子どもたちの未来を見据えて、堅実に都政をリードしていける、強い意志のある、そして心のある都知事を選びたいと思います。