ゆうゆうくらぶ(老人いこいの家):大田区高齢者施設訪問記

2014年5月25日 17時00分 | カテゴリー: 高齢者福祉

ゆうゆうくらぶ(老人いこいの家)

ゆうゆうくらぶ(老人いこいの家)は、 60歳以上の人が、無料で使える施設です。名前が表しているとおり、高齢者が憩う場所で、大田区内には、21か所あり、施設の構造は多少ちがっています が、大体、座敷があって、カラオケができ、お風呂に入れ、マッサージのサービスがある、など、基本メニューは同じです。

ゆうゆうくらぶ池上」を見学させていただいたので、ご報告いたします。この建物は、2階が池上児童館で、1階がゆうゆうくらぶ(老人いこいの家)となっています。

 

 

 

 

寿教室

訪問した午前中は、広い座敷で、健康体操が行われていました。
これは、寿教室といって、一年間を通じて、月に2回、体操や英会話など、指導者のもと、継続的に行われる教室です。今年の「ゆうゆうくらぶ池上」の健康体操は、20名の定員のところ、42名の申込みがあって、抽選になったほどの人気だったそうです。昨年は英会話だったそうですが、施設ごとに毎年いろいろな教室が開催されており、ペン習字、コーラス、貼り絵、水彩画など、趣味をじっくり楽しめそうな企画です。

のんびりお茶呑み・カラオケ・囲碁・将棋

広 い座敷は、午後は、ゆったりお茶飲みができるスペースです。自由にお茶が飲めるように給湯器が設置されています。舞台のあるこの座敷は、時々カラオケ会場 にもなります。カラオケは大変人気で、毎回60人ほどがつめかけるそうですが、その日は、マイクの順番(?)のためか、朝から並ぶ人もいるそうです。

隣にはもうひとまわり小さい、20畳の座敷があり、こちらは午後から囲碁・将棋をやりに来る人が毎日20人ほどあるとのことです。

 

 

 

 

主に将棋や囲碁などに使われている部屋

お風呂・マッサージ

座敷の他には、お風呂があります。週3回、1時半から4時半まで3~4人ずつ入るそうです。マッサージは月に2回、一日10名、30分ずつ、これも人気で、1週間前に予約受付をするそうです。

築 38年もたつので、老朽化は否めません。それでも改修をして、車いすでも入れるようにスロープをつけたり、手すりも必要なところにつけたりしてバリアフ リーの工夫をしています。また、座敷は、足の痛い人には辛いので、椅子がほしい、との要望から、新しい座椅子が備えてありました。

  お風呂の脱衣所のロッカー

これからの「ゆうゆうくらぶ(老人いこいの家)」に求められるもの

老 人いこいの家は、娯楽・交流・教養の向上の場を提供し、心身の健康増進を図ることが目的とされています。以前は、「ただ行くことが安心」という居場所的な 機能が求められていた部分が大きかったそうですが、最近は、カルチャーセンターに求めるように、何か「目的」を求めてやってくる人が増えてきているとのこ とです。元気で「学ぶことに意欲的」な高齢者が多くなってきているということでしょうか。

充実した、幸せな高齢期を過ごすには、自立した 元気な高齢者を支援していくことは重要で、学ぶチャンス、体を動かす機会を提供することには今後ますます力を入れていくべきではないかと思います。寿教室 の体操の抽選にもれた人もどこかで体操ができるように、また一年間の寿教室が終わった後も継続して、体操ができるような仕組みが作れないものかと感じまし た。

使い込まれた「ゆうゆうくらぶ(老人いこいの家)」ですが、今後、さらに、安心して楽しく暮らせる地域社会を形作るための拠点としての役割を果たしていってほしいと願います。