「笑って!知って!憲法って?」 松本ヒロ爆笑ライブに行ってきました

5月31日(土)目黒中小企業センター・ホールにて行われた松本ヒロさんのライブ「笑って!知って!憲法って?」(主催:目黒地域協議会 後援:目黒区)を聞いてきました。

お腹が痛くなるほど笑った舞台は久しぶり。実に小気味よく、おもしろおかしく表現しながら、今、問題になっている、集団的自衛権行使容認を安倍首相が画策していることの問題点をストレートに伝えてくれました。

今のメディアは「大本営発表」と変わらないと。メディア=「媒体」という意味通り、政府のいうことをただ伝えるだけで、政府を批判することをしない。もちろんアナウンサー自身の意思は表現されない。だから自分が、何でも恐れず表現すると。

憲 法の問題は、ズシンと心に響きました。ヒロさんが、前文を全て暗唱していて、高らかに詠いましたが、なぜ、憲法が大切なのか・・・国民が国家を縛るために 憲法は制定されているから、国民主権を高らかに掲げているから・・・ということがそれだけでもよくわかります。本当にすばらしく、日本人として誇りに思え るような高い理想を掲げているのが憲法です。

世界の平和をめざす、高い理想は、あの当時、戦争を体験した人たちに、大歓迎されたはず。「理想」とは何か。届かなくてもそれをめざして進む方向のはず。「理想」を持っているとは、なんと安心であり、国への信頼感の基になることでしょう。

し かし、安倍首相の「現実に合わなくなってきたから、憲法の見直しが必要」ということは、今の「現実」の方に、「理想」を歩み寄らせるということでしょう か。現実に合わせて、「理想」をどんどん落としめていってしまうことでしょうか。こうなったら、国への「安心感」はどこへやら、です。

ヒロさんの説明にかかると、どこがどうおかしいのかが、浮き彫りにされ、笑いの中から、大事なことに気づかされます。とってもおすすめです、いつかぜひ大田区でもお呼びできないかなと思いました。

松本ヒロさんのライブが見られるページです
松元ヒロ  憲法くん

 

 

 

 

楽屋で松本ヒロさんと

 

これは、池上のあるお寺の掲示板に貼ってあった「文言」です。

「政治家の一番の役割は、戦争をしないこと」


野中広務