くさっぱら公園を知っていますか? 「くさっぱら祭り」に行ってきました

2014年11月16日 15時04分 | カテゴリー: 市民活動, 都市環境

「くさっぱら公園」「くさっぱら祭り」に行ってきました。このお祭りは毎年この時期に行われますが、今年は、11月14・15日です。

この公園は、都会にはめずらしく、斜面があり、自然に近い木がたくさん生えている林のような公園です。秋の柔らかい日差しの中、色づき始めたきれいな木々の間に、手作りのお店が所狭しにならんで、大人も子どもも大勢賑やかに集まっていました。

 

 

 

木立の中にお店が並ぶ

木立の中では、横たわった丸太が椅子になり、買ったものを食べたり、おしゃべりしたり、ゆかいで、穏やかな地域の社交場になっています。お店はどれも地域の人の丹精込めた手作りの店。

 

 

 

 

大田区産のハチミツのお店

た とえば、公園の中にあるカリンの木の実から作ったジャムやお酒、手作りクッキー、おいなりさん、タイカレー、炊き込みごはん、なんと大田区産の蜂蜜、アク セサリー、手芸品・・・そして、子どもたちが遊んだり、工作できるコーナー・・・センスのよいお店の品々は見ていて、飽きなくて、一日中居たくなるような 心地よい空間でした。

 

 

 

 

公演のカリンの木の実で作ったジャム

 

 

 

 

フェルトの帯にボタンが付いていて、どんどん繋げていける遊びのコーナー

 

さて、このくさっぱら公園は、そんじょそこらの公園とは成り立ちが違うのです。
91 年に民家解体とともに大田区が買い取って公園にするというときに、地域の人たちが、“自分たちも公園管理に関わりたい、区といっしょに公園を運営していき たい”と考え、大田区公園課に企画書を提出したことから生まれた公園です。企画書など詳しいことがお知りになりたい人はくさっぱら公園のHPで、紹介され ていますので、ごらんください。

くさっぱら公園HP

「身近な自然の回復」
「禁止のない、自由な遊びの空間」
「手を加え、変えていける公園」

これが、当時つくられた公園の理念ですが、25年たった今も、ちゃんと生きているのです。区といっしょの運営会議、公園の手入れ、保全がしっかり続き、お祭りなどのイベントで、人と人との繋がりの中で、しっかり紡がれていることがわかります。

現代は、人と人の関係が希薄になっているとよく言われますが、くさっぱら公園のように、心安らぐ自然豊かな環境、人が集まれて、目標を持った活動を共にすることで、温かいコミュニティーが創られていくことがわかります。

そして、これからの少子・高齢化社会は、この温かいコミュニティーづくりを「まちづくり」の基盤にしていく必要があるのではないかと思わされました。

お りしも鵜の木一丁目、旧天明家の森に大型マンション計画があることを聞きました。周りは、昔からの閑静な戸建ての多い住宅地です。人口がどんどん増えてい く、右肩上がりの高度経済成長時代はもうとっくに終わりました。成熟した都市の街並みはどうあるべきか、地域のあり方、健康で人間らしい暮らし方など、将 来をみすえた「まちづくり」に取り組むべき時を迎えていると思います。

くさっぱら公園
東京都大田区千鳥1-1 
最寄駅は東急池上線千鳥町駅