知っていますか? 外遊びの大切さ プレーパーク 子どもの“危険察知能力・自己防衛能力”を育む

2015年2月15日 11時52分 | カテゴリー: 子ども, 教育, 都市環境・子ども

“子どもは自ら育っていく力をもっている”
 天野秀昭さん
(大正大学特命教授・羽根木プレーパーク初代プレーリーダー)

「子どもがおかしい」と言われ出してもう久しいですが、体力や機敏性だけではなく、主体性や意欲、想像力や集中力、そして問題解決能力。人生を切り開いていく力がどこかで欠落していくとすれば大変なことです。
子どもは環境から吸収し、学んでいきます。

”やりたいことをやってみることのできる”プレーパークの存在は、これまで、大人が、子どもの育つ力を尊重してきたかどうか、考えさせられる場所でもあります。
 
初代、羽根木プレーパークのプレーリーダの天野さんから、お話しを聞く機会がありました。
 

ころんで歯を折る子どもが増えている
転んだ時、真っ先に手をつくべきなのに、とっさに体が動かない
そんな体に誰がした?

走ることを止めていないか。転ぶことを止めていないか。
転びながら、上手な転び方を覚えていく。
体力に見合ったケガしかしないもの。体が小さければ衝撃も大きくないはず。

育つということは、やったことのないことに挑戦していくこと
自分の限界を思い知っていく経験。
→体が自然に動いていく俊敏性、危機察知能力
小さなケガで大きなケガを防ぐことに。


危険から遠ざけることで、子どもの育ちを阻害してはいないか

大人は責任問題というけれど、本当に守っているのは?
子どもの身? 自分の立場?

出鼻をくじくことをしていないか。心を折ることをしていないか。
ケガは治るけど、心が折れたら、あとに響く

子どもからエネルギーを奪っているのは誰?
大人は本当に子どもを育てようとしているのか?

遊ぶこと(内側からわきおこるもの)は成長そのもの
→人の力を回復させる、自分で自分をケアしていく
大人:阪神淡路大震災の後、しばらくして、大人は体験を語りだした。
       (言語化して心に収め直す)

子ども:地震ごっこ、火事ごっこ。
   (コントロールできない経験を自分の心の中でコントロールする。
      体験しなおしながら、自分を収めている)
→体を動かすと心が動く


都市化・多大化・少子化の問題

すべての子どもを大人の管理下に置く
公園をつくっているのは大人
滑り台は上から滑るもの?
  → 下から上って、階段を飛び下りてもいいのでは?
 くんずほぐれつで遊ぶ
  → 本当のコミュニケーション

 

 

 

 

砂場は子どもの楽園です

 


脳の発達と体の発達

2~3歳で、脳の成長は完了。9歳までの外遊びほど、大切なものはない。
運動 → 自律神経・免疫系・内分泌系を司る動物脳の発達に影響。体力。

乳幼児の遊び場所が屋内だけ。とんでもない。
ストレス → 長期にわたるストレスは免疫力を落とす

 

 

 

 

木に結んだハンモック、けっこうなスピードで、振られています

アイデンティティを支えるもの
「快・不快」は長期記憶になる。これがないと「小さい頃の記憶のない人」に。
アイデンティティ(“私”という根っこ)があれば、くずれることはない。
主体になる、ということ
    主体になること、は発信することにつながる。
消費者(受け身・サービスを受けるだけ)ではなく生産者
管理者がいて、管理者のいうとおり×

小学生のうちにさせたい3つのこと
自分で考え、自分で決めて、自分で行う


第3の大人の必要性

教師は第2の大人
プレイリーダーは、ちょっと斜め。縦関係ではない、第3の大人。

親の辛さ→しつけなくてはならないと思うと人の目が気になる。
時には、「もう、うちの子見れない、だれか見て!私、別の子見てるから」このような関係を網の目のように創るのが理想。第3の大人の連携で、子どもの育ちを支える。知り合いがいるという安心感の中で自分自身を表現できる。

 

 

 

 

まったりと。プレーリーダーに話をきいてもらう女の子

子どもを放とう! 閉じ込めてはいけない!
だから、おすすめです!

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