広い大田区、地域にバランスよく運動ができる環境を! 介護予防に役立つ「健康遊具設置」に関する陳情

2015年9月28日 14時23分 | カテゴリー: 議会報告, 高齢者福祉

現在、第3回大田区議会定例会が行われております。
様々な議案や陳情についての審議が続き、9月25日には、討論、採決が行われました。
「討論」というのは、賛成あるいは反対の理由を述べて、他の議員を自分の意見に賛同させるのを目的とする発言です。

私は、今回、「健康遊具設置に関する陳情」に対して「採択」を求める討論をいたしましたので、ご報告いたします。
この陳情は、鵜の木3丁目のサイクリング休憩地に隣接する未利用地に「健康遊具設置」を願う陳情ですが、都市整備委員会での判断は「不採択」でした。

こ の陳情を判断するにあたり、実際、現場を見に行きました。多摩川の土手を下ったところにあるサイクリングの休憩所には、ベンチとトイレがあります。隣接す る当該地はフェンスで囲まれ、使えなくなっています。陳情者は、そこに高齢者の介護予防に役立つ「健康遊具」を設置してほしいと要望しています。

大田区の実施している「いきいき公園体操」は高齢者に好評ですが、鵜の木地区では実施されているところがないので、せめて「健康遊具」で健康増進を図りたいという願いです。

 

以下、討論です。


27第46号 「健康器具設置に関する陳情」の採択を求める討論をいたします。

高齢者人口の増加に伴って、要支援・要介護認定者も増加し、しかも後期高齢者人口が前期の方を上回るようにとなるとされている2020年にはさらに介護需要の増大が予想されるところです。
社会保障の持続可能性を探ると同時に、区民が高齢になってもいつまでも元気に自立した生活を送れるような環境を整えることは自治体にとって、最重要課題ではないでしょうか。

地 域のニーズを把握するために行われている、大田区高齢者等実態調査・報告書、によると介護予防の取り組みで興味があるもののトップが「体力を維持・向上さ せること」「体操や運動すること」が平成22年度も平成25年度も最も多く過半数をとって、トップの関心ごとになっています。体力の衰えは、もちろん体の 機能の衰えに直結しますし、気力の落ち込みや認知症発症へも大きく影響するといわれています。高齢者自身がその危機意識を持っているということは、大田区 の高齢の方の自己管理意識の高さを示すものです。

この陳情にあるように、地域の方々が健康器具設置希望というの意欲を示していることは大変尊重すべきことではないでしょうか。

い きいき公園体操講座が実施されている場所は、この広い大田区において、たった4か所、平成26年度主要施策の成果によると参加者が48回で延べ2,125 人ですから、平均すると毎回11人の参加。大田区の高齢者人口が15万人をゆうに超えていますので、0.01パーセントの参加者です。ある高齢者の方が おっしゃっていました。本当は朝、せめてみんなでラジオ体操でもできればかなり介護予防になるのですが、住宅街では今時、なかなかそんなことはできませ ん。スポーツセンターは遠くて通えないので、もっと身近に運動できるような場所がほしい、とおっしゃっていました。。

スポーツ健康都市、を宣言している大田区です。様々な年代の人にとって、スポーツや運動ができる環境を地域にバランスよく配置するべきではないでしょうか。

陳情に示されている場所は、多摩川に近く、緑が多く気持ちのよい場所です。ジョギングや散歩コースとも連動できます。近くに老人いこいの家もあり、絶好の場所ではないかと考えます。
以上のことから、陳情の採択を希望いたします