子育て広場 「ほっとスペース じいちゃんち」

2015年11月16日 09時09分 | カテゴリー: 子ども, 子育て支援, 市民活動

普通のおうちだからこそ、 大家族のようなほのぼのとした居心地

上池台で自宅を開放して「子育て広場」を運営している岡村さんをお訪ねしました。静かな住宅街の一角、きれいなお花が植わっている玄関アプローチが、優し く親子を出迎えてくれます。小さな子どもを持つお母さんのストレスを少しでも和らげてあげたい。そんな思いで始めた小さな集まりは、毎月4回、11時から 16時まで、予約不要で自由に参加できます。

 

 

 

 

 

 

 

毎回平均7,8組は集ってきていて、もう4年。登録親子が270組を超えます。ゆったり子どもたちの遊びを見守りながらのおしゃべり、季節ごとの楽しいイベント、料理好きの岡村さんならではの年に1回のパパの料理教室も開催されています。


ママも子どもも満足・子育て広場の意義

は じめは2階のリビングだけでしたが、今では1階の8畳座敷も食事室として開放しています。子どもたちは、ピンポン~となるたびに玄関に走っていくそうで す。まるで自分の家のように。前日はちょうど「絵本の選び方講座」があったとのこと、12組参加で、子どもの内訳は、0歳3人、1歳4人、2歳1人、3歳 3人、4歳3人。年齢の幅があることで、影響し合う関係になれるそうです。たとえば食の細かった子どもがもりもり食べるようになるなど。友だちを求める年 代ではありますが、まだまだ安心の基地はお母さんなので、おうちのような空間に友だちとお母さんがいる、というのは、理想的な遊び空間です。お母さん同士 も、相談ができたり、情報交換ができることは子育ての安心につながるでしょう。
発達障害のお子さんをもつママが保健所から紹介されて訪れたことも あるそうです。身近に何でも相談できる人がいることがママの心をきっと支えてくれることでしょう。学童に圧倒されることもある児童館とはまた違って、家庭 のようにゆったり過ごせる空間は小さな子どもにとっては、過ごしやすいようです。

「子育て広場」を始めるきっかけ

岡 村さんは、現役時代は、朝早く出かけて、夜遅く帰る生活だったそうです。地域との関係が全く作れていなかった中での退職。地域でポツンと生きていくことに 不安を覚え、社会教育課主催の「地域と教育」という講座を受講したそうです。講座終了の時のテーマが「おわりのはじまり」。そこで、仲間といっしょに子育 て支援をすることを考えつきました。「みんなで子育て隊」を立ち上げ、岡村さんが自宅を開放することにしたのです。

小さな子どもとママに大家族のようなぬくもりと、子育てを終えたボランティアスタッフのさりげないフォロー。ママたちがほっと一息つけるひとときを提供することを目的としました。広場のことは、口コミで広がり、毎回親子が集ってくるようになりました。

岡村さんの願い

も し今の活動をしていなかったら、この広いスペースに夫婦二人きりで淋しかっただろうし、地域と関わる楽しさを味わえなかったにちがいなかった。仕事を終え た人たちがスムースに地域に入っていけるように、一歩踏み出すアドバイスをぜひ、大田区にはやってもらいたい。せっかくの能力を地域で活かせるように、自 分の力を発揮できるように、「私もできる!」と思える人を増やす大田区であってほしい。知恵のある人、力のある人、財のある人を繋ぎ合わせて、点から線、 線から面へ広がる地域貢献を区が後押しできないものだろうか。

子どもにとって最も大事なこと

子ども育てるうえで、一番大事なのは、愛情です。愛情を持って、礼儀を教えることが大切。愛情豊かに育てられることで、やがてその子どもは他者に貢献できる人になっていくのです。

 

 


念願かなって、岡村さんからじっくり「子育て広場」のお話を伺いました。今、地域の中で気軽に人とおしゃべりできる場所がなかな かないものです。本当は人とのつながりをみんな求めているにちがいないのに。岡村さんは、今、社会が必要としていることを感じ取って、それをママや子ども たちに還元してくださっている、というふうな印象を受けました。これこそ、地域のリーダーです。「子育て力」のある地域が広がってほしいものですが、この ような愛情豊かなリーダーが生まれる素地とは何かを考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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