交通・臨海部活性化特別委員会の視察報告 名古屋・「ガイドウェイバス」 浜松・交通施策

2015年12月13日 21時00分 | カテゴリー: 政策, 産業, 議会報告

12月8・9日と交通・臨海部活性化特別委員会の視察がありました。
8日は名古屋、9日は浜松で交通施策を学んできたので、そのご報告をいたします。

【1】名古屋ガイドウェイバス株式会社 「ゆとりーとライン」

名古屋市北東部、守山区は、都心方向に向かって交通渋滞の激しい地区。この混雑を緩和するために整備・開発されたのが「ガイドウェイバスシステム」で、世界ではドイツやオーストリアで実用化されているが、日本では初めての導入だったそうです。現在はハイブリットのバスを28台所有しており、通勤通学時は2分ピッチで運行している。

 

 

 

 

 

 

 

高架のバス専用道路。ちょうど一般道路に降りてくるところ

特徴は、
・バスは専用道路を車両の前後輪に取り付けた案内装置の誘導で走る。この時はハンドル操作が不要。一般道に移ると普通のバスと同じように走行する。同一車両で鉄道・バスの利点を活かせる。
・専用の高架を定時・高速で走行するので、ラッシュ時でもダイヤどおりの運行ができる。
・建設コストは地下鉄の5分の1か6分の1。

 

 

 

 

 

 

 

バスはレールに沿って走るので、運転手さんは、ハンドルを握っていません。

 

 

 

 

 

 

 

一般道路から高架の専用道路に入っていくところ

〔感想〕
バスよりほんの少しの幅があるだけの専用道路は大変スリムで、モノレールのような趣だが、同じ車両が連続して一般道路も走ることができるというのは、おもしろい。またハイブリット車なので、環境にも優しく、今後の交通システムを考えるうえで、参考になった。

 

 

 

 

 

 

 

前輪のちょっと前に、案内装置がついている(丸いオレンジ色のもの)。
専用道路を走るときは出して、レールに沿わせる。一般道を走るときはしまう

【2】浜松市の交通施策

・自転車走行空間等整備計画

浜松市では全事故件数に占める自転車事故の割合が多かったことから、自転車レーンを整備することを基本に、自転車の利活用を促進するためのハード・ソフトの両面からの整備を推進している。

 

 

 

 

 

 

 

浜松市役所の玄関、「出世の街」という幟がたっている。
浜松城の城主になった人は出世した人が多かったからだそうです。
徳川家康を筆頭に。

・交通空白地有償運送

バスが週に2回、2便しかこない過疎地、準過疎地において、車を運転しない高齢者もいることから、近所の助け合いによる、会員制の自家用車を使っての送迎サービスに市が助成している。利用料金はほぼタクシーの半額。

〔感想〕
  どちらの施策もこれから大田区も積極的に研究していかなくてはならないものです。自転車の走行はまだ新しいルールが周知されておらず、また幹線道路を車と 伍して走ることなど、ルールに従うことが必ずしも安全とはいえない状況で、どのように道路を整備していくかは、すぐに拡張できるわけではないので大きな課 題。城南島や京浜島など臨界部を自転車専用道路のモデル地区にするなど、魅力的な大田区版自転車走行整備計画を作れないだろうか。
 高齢人口が増えていく中で、上池台や馬込のように起伏のある地域での交通は喫緊の課題。浜松市のような、民間の力を借りての、移送サービスの研究もすべき。

 

 

 

 

 

 

 

家康は浜松城で青壮期17年を過ごした。その若い家康の像と一緒に。

 

 

 

 

 

 

 

 

出世城と呼ばれる浜松城。