大田区・育児休業明け入所予約制度に期待

2017年3月31日 11時15分 | カテゴリー: 女性, 子ども, 子育て支援

大田区は2018年度より、0歳児クラスの予約制度を導入することに決めました。
育休明け、1歳から必ず入所できる、という画期的なシステムです。
育児休業制度をきちんと活用して、大事な0歳の時期を安心して親子で過ごせる制度です。
提案を続けてきて、ずっと待ち望んでいたことなので、大変うれしく思います。

◆申込み対象者
 1歳の誕生日まで育休を取得しており、1歳になる月に入所希望であること

◆実施園:区立保育園12園 各保育園2名(前期1名・後期1名)

◆対象児童
 前期・2017年4月2日生まれ~2017年10月1日生まれの児童
 後期・2017年10月2日生まれ~2018年4月1日生まれの児童

※詳細はこれから発行される「入園申し込みのしおり第2版」に掲載
 

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●品川区・いち早く取り組んだ“育休を生かす“制度

品川区ではこの予約制度を、1999年から実施しており、2009年からは2歳児まで枠を広げています。
以前、品川区・保育課入園相談係で話を伺ったとき、この制度の目的は「育休制度を利用する人が増えてきた。さらに育休制度が普及するように・安心して育休中を過ごせるように」との説明を受けました。また、育休が最長3年ということを考えて、今後さらに枠を広げていきたいとのことでした。本来、どういう子育て環境が望まれているのか、望ましいのかを探り、創り出そうとする姿勢に学ばされました。

 

●本当はもっと子どもといっしょにいたいのに、育休があるのに・・・という矛盾

せっかく子どもを授かって、喜びの日々のはずが、復職できるかどうか、不安な日々を過ごす現状。
「本当はもっと子どもといたい」のに、しぶしぶ0歳から保育園に預けるという実態は、待機児問題の矛盾の一つです。育児休業制度がありながら、激戦の1歳児入所を乗り越えるために、育休を切り上げて、0歳のうちから保育園に入れようとする人が少なくないのです。大田区の保育園入園選考基準調整指数では、「あらかじめ有償の保育を受けている」ことで、2点の加点があることが影響しています。

 

●保活は妊娠前から?

中には、いつ産むかが、保育園入所の決め手になると考え、、バースコントロールする人もあるといいます。ただでさえ、出産という大仕事には不安がつきものなのに、保活のためにまた別の神経を使わなければならないなんて、問題ではないでしょうか。現に認可保育園では4月5月生まれの子どもが多いとか!?

 

●「子どもの育ち」を大切にする働き方を保障する

0歳から1歳にかけての脳のめざましい成長については、議会質問したところです。
親子共に安定した養育環境が保障されるような制度設計が本来されていなくてはなりません。
どのような職場であっても育児休業や時短など、子どもの育ちを大切にする働き方を保障することを国も自治体も企業にもっと熱心に働きかけてほしいものです。そして、育休や時短が活かされるような保育園入所に整えることです。“フルタイムの方がポイントが高いから、時短を活用することができない”というのでは、企業が「子育てを応援する」意味がなくなってしまうし、ワーク・ライフ・バランスの流れに逆行することになります。

今回の予約制をスタートに「子どもの育ち」「ワーク・ライフ・バランス」を大切にする保育環境の在り方を追求する大田区であってほしいと願います。

 

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※写真はすべてイメージです