辺野古の海の美しさを知っていますか。 オスプレイの配備より、自然を守ることが平和!

13日は沖縄の写真家・牧志治さんのお話を聞く機会がありました。
池上会館にて行われた「夢あ~るまつり」というイベントでの沖縄の現状を知る一環です。

 

 

 

 

 

写真家の牧志さんといっしょに

 

今、名護市辺野古では米軍普天間飛行場の移設、新基地建設のため、米軍キャンプ・シュワブ沿岸の護岸工事がはじまっています。滑走路を造るために埋め立てる区域(米軍に提供された水域)は約160ヘクタール。しかし国はその外側560ヘクタールをも臨時制限区域にして、立ち入りを規制しているそうです。陸では、コンクリートで大量のブロックを作って埋め立てに使おうとしています。

翁長知事も沖縄県民も一貫して新基地建設には反対をしているのに、政府は強硬に護岸工事を始めました。県民(国民)よりもアメリカの方を向いている日本政府、自然よりもコンクリートの基地が重要なようです。海の破壊活動を許さないと連日、抗議船と海上保安官たちのにらみ合いが続いています。牧志さんも海が荒れない限り毎日、自ら船を操縦し抗議船を出しているそうです。

生物多様性の海

沖縄市生まれの牧志さんは、辺野古の海の美しさを撮り続けてきました。「人魚」と言われるジュゴンが日本では大浦湾を含む沖縄本島周辺にしかいないのは有名ですが、辺野古の海は「生物多様性の海」と呼ばれ、5400種類の生物が生息し、そのうち262種が絶滅危惧種で辺野古にしかいない生物も少なくないそうです。

なぜそんなに固有種があるのか・・・それは辺野古の起伏に富んだ独特な地形が影響しているとのこと、湾には、ヤンバルの山から栄養豊かな水を運び込む3本の川、泥干潟、砂泥地、パッチリーフ、岩礁、ウミクサ・藻場、礁池。色とりどりのサンゴや魚、牧志さんの写真はまるで海の中の生きた美術館を思わせます。何千年という年月を経て創られてきた自然、そこから生まれた生命の不思議さ、豊かさを人間が簡単に壊してもいいものでしょうか。山があるから海がある。山も海も人間は作れないことを知るべきです。

牧志さんの写真は、海底に沈む飛行機の残骸も映しています。あのオスプレイも。まるで海がゴミ捨て場のようになっているのです。

 

 

 

 

 

海底に沈んでいる飛行機の残骸

 

2016年12月13日、名護市にオスプレイが墜落した時、日本のマスコミは「軟着陸」という表現をしていましたが、住宅地に落ちていたらと思うと大変なことです。マスコミが政府に気を遣って真実を伝えられなくなってきているとしたら大きな問題です。そういえば、沖縄の問題が日々のニュースの中にほとんど取り上げられていないのも政府への気遣いなのでしょうか。

米軍基地を沖縄だけに押し付けようとしていること、同時に宝のような海をコンクリートで固め、破壊しようとしていることを許していいのか、と牧志さんの写真は雄弁に語っていました。