「世の中ってさ、ぐちゃぐちゃでいいんじゃないの?」第17回 「こども笑顔ミーティング」ご報告

2017年10月24日 08時50分 | カテゴリー: 子ども, 子育て支援, 市民活動, 障害者福祉

2017年10月22日(日)14時~16時30分 キッズな大森にて第17回 「こども笑顔ミーティング」が開催されました。
講師は志村陽子さん(障害のあるお子さんを持つ。現在、大田区知的障害者相談員)。
「世の中ってさ、ぐちゃぐちゃでいいんじゃないの?」というテーマでお話をいただきました。

 

↓開催概要のチラシです。

 

 

 

 

 

 

 

第1部 志村さんのお話

だれしも人生、いろいろなことに出会うが、志村さんは特に、知的障害と自閉症でこだわりが強い息子さんのことで、悩む場面が数知れず。そのたびごとに「んじゃどうする」と切り開いてきた。大田区自立支援協議会では副会長を務めてこられた。その行動力で組織の充実、改革を行ってきたことが伺われる。障害のある子どもをかばうあまり、外に出さないようにして暮らす人も少なくない中、志村さんは、息子が地域で暮らしていくため、とにかく“どんどん外に出ること”“人とのつながりを作ること”を心がけている。所属するゴスペルグループで息子さんも歌ったり、絵本を作ったり、地域の防災訓練にも参加。家にはヘルパーさんも出入りしている。この社会にはいろいろな人がいて、支え合い、助け合うのが当たり前。障害があるなしに関わらず、暮らしやすい地域を作っていくためには積極的なコミュニケーションが必要なことではないだろうか。そんなことをみんなで共有できて励まされるひとときだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

志村さんの息子さんが描かれた絵

 

・防災のこと・・・大田区自立支援協議会の「防災部会」で、ヘルプカードを考案。障害を持っている人が身に着けることで、災害時に近くの人に助けをもとめやすいツール。考案してからすぐに東日本大震災。必要性が認知された。

・選挙・・・「さぽーとぴあ」にて、選管にきてもらって学習会を開く。家で書いたメモを投票所で書き写してもいいし、支援者に書いてもらってもよい。志村さんの働きかけで、選挙のお知らせの封筒に、「事前に相談ができる」という文言が入った。

・東京TSネット・・・若き弁護士たちの作った団体で、軽度発達障害の人などが軽犯罪を繰り返し刑務所で暮らしているという実態がある。支援のあり方を研究する団体。司法と福祉の連携は大切。(毎月第3木曜日18時30分、さぽーとぴあ)

 

第2部 「みんなでおしゃべり」の中から

・学校現場で障害を持った子どもとの交流をどのような形で実現できるか。自由な遊び、家族以外の信頼できる大人との出会いは重要。おやじの会やリタイアした世代の方に期待。ゆるく受け入れる感性。
おおらかさ、“いいんじゃない”という言葉をもっと。
・学童保育、放課後ひろば、放課後等デイサービス・・分断されて、自由な遊びの場がなくなっている。自由な遊び、子どもが子ども時代を生きることが大事。
・ヨーロッパのように、学校を午前中は基礎的な学習、午後は社会教育という形にして、地域の大人と出会うことのできるプログラムにできないだろうか。

 

志村さんお薦めの本:「心の処方箋」河合隼雄

 

こころの処方箋 (新潮文庫)