ノルウェーの選挙とは? 民主主義度世界一の国から学ぶ

2017年11月13日 14時56分 | カテゴリー: 市民活動, 政治

選挙が変われば政治が変わる
第2回 選挙マルシェ

11月11日、目黒の恵泉バプテスト教会を会場に開催された「公選法の改正をめざす市民団体の情報見本市」。プログラムの最初が、元都議会議員の三井マリ子さんのノルウェーの選挙の報告。その後、投票行動を促す若手の団体「学生団体ivote」や「東京青年会議所」などの活動紹介。最後は各党の議員から議員活動のあれこれを聞くもので、「政治」をもっと身近に考えることの必要性や日本の選挙の在り方を考えさせられるシンポジウムでした。印象的だったノルウェーの選挙について、ご報告いたします。

 

 

 

 

 

 

 

元都議会議員 三井マリ子さん(全国フェミニスト議員連盟初代代表)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場、中目黒の「恵泉バプテスト教会」

 

ノルウェーの選挙とは?

・比例代表制(政党を選ぶ)

投票する人は政党を選ぶ。だから候補者個人は、名前や顔を売る必要がないので、候補者のポスターも選挙事務所もない。選挙が近くなると公園やバス停など、人の集まるところに選挙小屋、事前投票所ができる。

物事を決める公的な場には、一方の性が40%を下回ってはいけないとする制度があるので、ほぼ全ての政党が候補者の半数を女性にし、順番も男女交互としている。結果、ノルウェーでは女性議員が41%。(日本は10%)
 
・学校教育の中での選挙

小学生の頃から民主主義の大切さを習う。各政党は子どもの政策も作っているので、たとえば、小学5年生が、質問を持って選挙小屋をめぐり、政党ごとの回答をまとめたレポートを作ったりしている。8割以上の高校で生徒会が政党代表を学校に招いて政党討論会を行っている。
 
・選挙に出やすい

選挙権も被選挙権も18歳以上なので、高校生の国会議員候補もいる。実際、オスロ市議会には女子高校生も存在している。ちなみに日本の被選挙権(衆議院・県議会・市区町村議員)は25歳以上。また供託金がゼロ。ちなみに日本は衆議院議員小選挙区の場合300万円。
 
・投票しやすい

移住地以外でも事前投票ができる。投票用紙はどこでも手に入る「政党の候補者リスト」。政党は「こんな人が候補者です」と選挙運動に使う。それを投票箱に入れるだけなので、書く必要がない。
 
・選挙への関心が高い

日本のように選挙期間中は、討論会が行えないというルールはなく、テレビでは連日、討論会が行われている。結果、投票率はほぼ80%。ちなみに日本はここのところ50%台。

 
 

 

 

 

 

 

 

若者の団体(学生団体ivote、日本若者協議会、東京青年会議所、POTETO)

という、うらやましい状況です。
現在の日本の小選挙区制だと、たとえば今回の衆議院選挙では、死に票が2661万票にもなるということなので、なんとか、民主主義の根幹でもある選挙が公正なものとなるように運動していかなければならないと考えさせられました。
 

 

 

 

 

 

 

各党の議員(社会民主党、日本維新の会、立憲民主党、自由民主党、公明党、緑の党、生活者ネットワーク、かがやけtokyo)