虐待をなくしたい! 子どもの命を救おう! 赤ちゃん縁組(特別養子縁組)の推進を

第23回 こども笑顔ミーティングのご案内

虐待死をなくす! 社会的養護のあり方を考える
今こそ、学ぶ“愛知方式がつないだ命「赤ちゃん縁組」

7月25日(水)14:00~16:30

キッズな大森 3階会議室
参加費 500円
矢満田篤二さん(愛知県元児童相談所職員・児童福祉司)に聞く

※クリックでPDFが見られます。

 
“子どもの利益”のために民法で定められた「特別養子縁組」は、養子を実子とする制度です。愛知県の児童相談所では積極的にこの「特別養子縁組」(赤ちゃん縁組)に取り組んでこられました。その現場のお話を聞くことができる機会は大変貴重です。

性被害にあった高校生が妊娠に気が付いて自殺を考えた・・・このような事例に寄り添い、育てられない親、親から愛情深く育ててほしい子どもを救うために、生まれてすぐの養親とのマッチングと交流支援など、新しい家庭作りを応援してきていているのです。“三方良し”のこの制度、厳しい虐待の現場を知る児童相談所の職員にとっては、「赤ちゃん縁組」はうれしい業務だとも聞きました。

東京の児童相談所は育てられないといってきた赤ちゃんは、乳児院に措置されることが一般的です。これでは妊婦の出産までの不安をぬぐうことはできず、0歳の虐待死は減らないのではないでしょうか。相談機能の充実、縁組制度の推進、里親開拓が急がれます。

もちろん義務教育における性教育のあり方も研究されなくてはならないでしょう。

 

【参考書籍】

「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす 愛知方式がつないだ命 (光文社新書)

漂流女子 ――にんしんSOS東京の相談現場からー― (朝日新書)