【ご報告】キレる子どもの食生活 講師:食の安全を考える会 野本健司さん 生活クラブ館にて7/16

2018年7月30日 21時03分 | カテゴリー: 子ども, 活動報告

30年前に幼稚園で働いていた頃にはあまり聞かなかったアレルギーの子どもが本当に増えました。社会全体にイライラした人が増えているような気もします。一体何が影響しているのでしょう。複合的な原因があることでしょうが、食べ物で気をつけることができるならその知識は知っておきたいものです。ぜひ参考にしてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体は食物でできている

飼料で食肉の質が決まるように良質な脳や体作りには食べ物の質は直結しています。小学生なら1年に4キロ体重が増え、1日あたり11グラムの細胞ができていることを考えると日々の食事はおろそかにできません。

 

味覚を育てる

乳児は最初、本能の味、「塩味」と「甘味」しか判別できないのに、食体験により「苦味」(ミネラル)や「酸味」(ビタミン)も認識できるようになります。12歳までの食事の記憶が一生の味覚に影響します。子どもの頃の食体験は味覚を育てるうえでも、栄養の偏りをなくすためにも重要です。

 

 

 

 

 

 

 

12歳までの家庭の味が一生に影響する

 

「塩味」「甘味」「旨み」だけでできているジャンクフード(ハンバーガー、ポテトチップス、スナック菓子、コーラ)ばかり食べていると精神にも影響が。
ラットにジャンクフードだけしか与えない実験→凶暴に

 

微量栄養素が精神を健やかに

【ビタミン類】緑黄色野菜や豆類、魚介類
ビタミンB1
・細胞内のエネルギー生産に不可欠
・欠乏すると・・・だるくなったり、イライラしたり、手足がしびれる。気分がふさぐ、不安になる、協調性がなくなる、集中力がなくなる

ビタミンB2
・エネルギー生産、成長と細胞の再生促進
・欠乏すると・・・神経疾患、舌炎、口唇症、眼症状、皮膚炎、貧血、発育遅滞

ビタミンB6
・アミノ酸の代謝
・欠乏すると・・・神経過敏、イライラ

ビタミンB12
・造血、神経系を正常に保つ役割
・欠乏すると・・・貧血による脱力感や神経障害、うつ、集中力の低下、知覚異常や感覚障   害

【ミネラル類】
カルシウムとリンは骨の構成成分、鉄と銅は血の成分で、ナトリウムとカリウムは新陳代謝に関係。精神面にはカルシウム、マグネシウム、鉄が影響。食品添加物の中にリン酸塩などのリンが多量にあることで血液中のカルシウムとリンの割合のバランスが崩れやすい。

 

 

 

 

 

 

 

微量栄養素のこと

 

血糖値を一定に保つ

人の体は、血糖値が急に上がったり下がったり、変動が大きくなるとイライラしたり、集中力がなくなります。甘いジュース類には沢山の糖が入っていますが、それによって子どもが反動性低血糖になり、キレる原因や、うつになる原因にもなります。
適度な歯ごたえのある食事と野菜料理は血糖値の面でも脳の発達にとっても重要です。

 

 

 

 

 

 

 

血糖値

 

化学物質が脳と心に与える影響

日本の食品添加物1500種類以上、一人平均年間4.6キロ、一日12.7gグラム食べているといわれています。アメリカのマクガバンレポートによると「食品添加物や農薬、その他の化学物質が子どもの脳と心の正常な発達を妨げる」と報告されていますが、体内の有害物質を排出するための食物繊維の摂取量の低下と、化学物質の摂取量の増加も、子どもの脳と心を蝕んでいることでしょう。

EUでは「子どもの活動と注意力に影響を与える恐れがある」という表示を義務付ける強制食品表示規制を導入しました。この6物質のうち日本で使われているのは赤40、赤102、黄4、黄5の4つです。日本ではまだ普通に使用されているので気をつけましょう。

発ガン性やアレルギー性などの毒性がとても強い添加物は次の4種です。合成着色料、発色剤(亜硝酸Na)、合成保存料(ソルビン酸、安息香酸Na)、漂白剤。これらは覚えて、できるだけ避けましょう。

 

食生活調査

いじめや暴力と食生活は密接な関係

福山市立女子短大の鈴木教授の中学生対象の調査によると
食事においてインスタント食品、スナック菓子、ジュース類をたくさん摂取し、野菜、海藻類の摂取が少なく、ビタミン、ミネラル、食物繊維が不足し、糖分の取りすぎの傾向がある中学生に、「イライラする」「腹が立つ」「すぐにカッとする」「根気がない」傾向の中学生が多く見受けられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コーラやジュースにどのくらいの砂糖が入っているか

 

心がけたい食習慣

1、最低3皿以上の食事で脳を活性化
2、自分から進んで外食をしない。外食するときはファーストフード、ファミレス系は避けよう。
3、あまり好きでないものはお腹が空いているうちに出す。少量ずつ出すなど工夫して。
4、食事のときは食べ物の話題を会話に盛り込んで。
5、微量栄養素と食物繊維を摂取しよう。
「す・こ・や・か・だ」 酢・ごま・野菜・海藻・大豆製品
は日常的に取り入れよう!


 

やはり、なんといっても食事は大切ですね。
まだまだ暑い夏を元気に乗り切りたいものです。

 

 

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