原子力防災講座のご報告「命守る社会へ」講師:鎌仲ひとみさん(映画作家)カフェベルデにて

2018年10月31日 16時16分 | カテゴリー: 防災・安全

10月30日、原発防災のお話を聞いてきました。
忘れた頃に災害はやってくるものですから、多方面から考えないといけないですね。

 

3・11のあの体験から何を学んだか。
事故は起きるかもしれないが、再稼働という矛盾。
被害を最小限度にするために私たちのすべきこと。

 

原子力防災講座 命守る社会へ

講師:鎌仲ひとみさん(映画作家)

カフェベルデにて(2018年10月30日)

 

鎌仲さん

 

地震列島だし・・・

 

 

放射線プルーム(雲)の恐ろしさ

東日本大震災の福島原発事故後、国は20キロメートル圏を警戒区域とし、避難指示を出した。しかし原発から47キロ離れていた飯館村が最も濃厚に汚染されていたように、放射能プルームに注目する必要。爆発直後の新鮮な放射能物質は核分裂が盛んなので、とても危険。初期被曝を避けることが重要。

 

 

 

 

 

 

 

放射能プルーム

 

 

風向きに対して直角に逃げる、鉄筋コンクリートの建物に避難する、小さい子どもにはビニールカッパを着せる、などしてできるだけ被曝を減らすように務める。

 

 

 

 

 

 

 

 

風向きの最新情報を入手したり(風向きアプリ等)、あらかじめ安定ヨウ素剤を家庭に備蓄しておくとよい。放射性ヨウ素が飛んでくる24時間前に摂取しておけば、ヨウ素が甲状腺に入ることを防ぐ。

 

 

タイミングよくは配布されないヨウ素剤

被災時、70万人分のヨウ素剤が福島県庁にはあった。しかし国からの指示待ちをしていたので、配布が遅れた。美原町・双葉町だけは独自に早く摂取したので、被害が少なかった。現在もほとんどの自治体は、配布の準備をしていない。
現在、福島の白血病は一般の発症率の10.9倍、大人の甲状腺がんは29倍にもなっている。初期対応が重要。

 

 

現状の放射能汚染の影響は浜松まで。空間線量測定器を持って歩くことを、おすすめ。

福島では、期限の切れたフレコンバックの入れ替えをしている。22000万個、かかった費用5兆円。海への投棄はストロンチウムを含む放射性物質、4700テラベクレル

 

 

 

 

 

 

 


 

自治体の原発災害の備え

篠山市:ハンドブックの作成、ヨウ素剤を事前配布

 

鎌倉市の「ぐるぅぷ未来」の挑戦

鎌倉市へ安定ヨウ素剤の事前配布を求める運動
以下、署名活動に際しての要請事項等です。

 

【要請事項】
1.安定ヨウ素剤を年齢問わず全市民に対して事前配布することを求めます。
2.三歳未満の乳幼児に対してはゼリー状の安定ヨウ素剤を事前配布することを求めます。

 

【趣旨】
現在、鎌倉市では安定ヨウ素剤を3歳から39歳まで約6万人分11万錠を備蓄しています。これは原発から30km以上離れた鎌倉市が、原発から「5km圏内に事前配布」を、「30km圏内には備蓄」と定める国の方針を一歩超えた施策として、評価させていただきます。しかし、実際に原発事故等が起こった後に各自が指定された配布場所に安定ヨウ素剤を取りに行くのでは、混乱は必至です。せっかく備蓄した安定ヨウ素剤が行き渡らなかったり、効果を発揮するタイミングで服用されないおそれがあります。原発事故は何時起こるか解りませんし、横須賀には原子力空母が停泊し(小型原子炉と同じ規模)燃料棒加工工場があります。遠く離れていると思われる爆発であっても、気象状態によって、放射能が遥か遠くまで飛散することは、311の福島原発事故で私達が知見したことです。事故直後に安定ヨウ素剤を服用すれば、90%の放射性ヨウ素の侵入を抑制することが出来ると言われています(日本医師会総合政策研究機構)。また、最近40歳以上の人にもヨウ素剤が必要という発表もあります。チェルノブイリ爆発事故の折、国を挙げてヨウ素剤を配布したポーランドでは殆ど小児甲状腺患者が出なかったそうです。
緊急事態が発生した時に、家族に速やかに安定ヨウ素剤を飲ませるためには、自分の手元に用意しておくこと、これ以外にはありません。是非、行政の手で市民全員に事前の安定ヨウ素剤配布を行っていただくことを、強く要望いたします。更に現在では日医工で乳幼児用のゼリー状の安定ヨウ素剤が開発されています。これを手に入れるには、自治体の強い要請が必要です。是非鎌倉市でも、未来を担う子どもの為にゼリー状の安定ヨウ素剤を導入し、事前配布をお願いいたします。

 


 

【結果】
「ぐるぅぷ未来」が鎌倉市議会議長宛てに提出した「市備蓄の安定ヨウ素剤の事前配布と乳幼児用ゼリー状安定ヨウ素剤導入を求める陳情」は、6月26日の総務常任委員会で「採択」となった後、6月29日に開催された鎌倉市議会本会議において12対10、退席3で「採択」される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェベルデ入口

鎌仲さんといっしょに