大田区障害者権利条例をつくろう “当事者の声から住みやすい社会を!”

2019年3月12日 23時21分 | カテゴリー: 障害者福祉, 高齢者福祉

だれでもが普通に暮らせるように
“同じ人間として”合理的配慮を

大田区議会議員と
区内在住(在勤)の障害者(家族)による懇談会

2019年3月12日 大田区議会 第3.・4委員会室にて
呼びかけ団体:大田区障害者権利条例を作る会

 

およそ20の障害者団体の代表者や個人が集まり、大田区議会の超党派議員との懇談会が行われました。司会はバリアフリー社会人サークルcolors代表の石川明代さん。

 

 

 

 

 

 

 

司会の石川さんと。お揃いの電動車いす

 

それぞれの団体からの意見書に基づいて意見交換が行われましたが、肢体不自由、難聴、視覚障害、高次脳機能障害、精神障害、知的障害とさまざまな立場からの意見には気づかされることが多くありました。少しでも住みやすい大田区にするために、理解を深めるために、このような懇談会が度々行われることが望ましいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

委員会室での懇談会

いくつかのご意見をご報告いたします。

 

一人暮らしをしたいと思って、賃貸住宅を探したが「愛の手帳」を見せると借りられなかった。当事者が何に困っているのかがわかれば解決できる。支援者のおかげで無事借りることができた。
 

手話通訳だけだと見落としがあるので、要約筆記も付けてほしい。聴覚障害者もいろいろで手話がわからない人もいる。
 

65歳になると障害福祉サービスから介護保険に移行するが、支援の質が変わり、自己負担が増える人なども出てくる。
 

災害が起きたときに、障害者は一般の避難所にいくのは難しい。文字情報など合理的配慮をいっしょに考えてほしい。
 

電車の乗り降り時、ホームと電車の間に段差や隙間がなければ、車いす使用者は自由に動くことができる。技術的難点はどこにあるのか。駅員に依存することで他者と対等に向き合うことが阻害される。
 

障害者権利条例をつくってほしい。だれもが平等に暮らせるための指針は地域福祉の底上げになる。
 

精神障害は身体、知的に比べて福祉サービスに格差がある。サービス格差を是正してほしい。話をじっくり聞いてくれる支援者、偏見をなくすことが必要。
 

両腕のない肢体不自由児が小中高と普通学校に通い、現在は大学生。これは成功例だが、障害ゆえ、選択肢が狭まれることが多い。障害があっても選択の自由と学ぶ権利がほしい。
 

高次脳機能障害も介護保険の認定調査用に項目をつくってほしい。居場所やデイホームがほしい。
 

介助者不足が深刻、健康、生活に支障が出ている。
 

移動支援従業者養成研修に精神障害者へのサービスも見据えておこなってほしい。
 

区役所の窓口の職員でマスクをつけている人がいるが、難聴のため、相手の口の動きで判断するので、マスクはつけないでほしい。

 

 

 

 

 

 

 

大田区全身性障害者連絡会 事務局長 宮原さん

 


 

話題に多く取り上げられたのは、“情報保障”ということ。手話があればよいというものではなく、要約筆記の方が今はよいようです。中途聴覚障害者は手話が読めないし、高齢で耳が聞こえにくくなっている人にも文字を読む方がわかりやすいようです。とても勉強になりました。理解し合う機会は本当に重要ですね。