電動車椅子での初めての経路は、いつもドキドキ。エスカレーターが車椅子運搬用に!

4月3日、自宅から近い西馬込駅から半蔵門駅まで出かけました。3本の地下鉄路線を乗り継ぎましたが、初めての経験もあったのでご報告しますね。

帰路で説明します。
 

半蔵門から青山一丁目までが東京メトロ半蔵門線

半蔵門から乗り込みました。ステップを渡してくださった駅員さん、どうもありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

半蔵門線に乗り込んだところ。ステップを渡してくれた駅員さん、ありがとう!

 

着いた青山一丁目にはホーム間のエレベーターがなくて、そのかわりになんと一時的にエスカレーターを車椅子運搬用にするのです。エスカレーターの3このステップを平らにして、そこに車椅子が載るというわけです。隣の上りの列にはたくさんのお客を載せて、こちらの列は私専用のエスカレーターになってしまって、申し訳ないような、はずかしいようなひとときでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青山一丁目駅。ホーム間のエレベーターがないので、エスカレーターを使います

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電動車いすを運搬できるように3個のステップが平らになっています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

徐々に降りてきます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下に到着

 

 

青山一丁目から大門までは都営大江戸線

どの駅でも駅員さんが案内をしてくださり、ホームと電車の隙間にステップを渡してくださるものですが、大江戸線はスッテプなしでササッと乗り降りができるのです。電車とホームの間の隙間がほとんどないからで、設計の段階から車椅子ユーザーが関わっていたからだと聞きました。大門に着いたとき、駅員さんが到着の確認はしてくれましたが、ステップなしで降りられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大門駅のホームにはステップなしで降りられます

 

 

大門から西馬込までは都営浅草線

浅草線の電車はホームより高さがあってステップがないと無理そうです。乗るときも降りる時もしっかりステップを渡していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

西馬込駅到着。電車とホームの高さが違うのでステップを渡してもらって降りました

 


電車とホームの間に隙間があること、電車とホームとの高さがちがうことなど、駅ごとに状況が違っています。駅員さんに聞いたところ、車両が新しかったり古かったり、他の線の乗り入れだったりで、やはり様々な状況になるのだとのことでした。今のところ、隙間のないホームを実現しているのは大江戸線だけで、新宿線がホームの改良工事をしているとのことでした。
これからは交通機関や建物の設計には車椅子ユーザーが必ず加わっていくとよいですね。障がいがあっても高齢であってもだれでも社会参加しやすい環境作りが大事ですね。

さて、エスカレーターが車椅子運搬用になっている駅は他に御徒町、門前仲町だとのことです。「エスカレーターってそんなことができるんですか?」との私の質問に駅員さんは、エスカレーターは1機ごとに手づくりなのでその駅に合わせて設計するんですよ。だから駅を作る工事は時間がかかるんですよ」とのお答えでした。

電動車椅子での行動になったせいで、好奇心の方向が広がり、毎度子どものように駅員さんに質問する私です。
(ちょっとご迷惑?)