だれでもが安心して快適にすごせるまち、おおたへ 大田区議会第一回臨時会のご報告-1

2019年6月3日 22時51分 | カテゴリー: 教育, 障害者福祉

改築のたびにユニバーサルデザインは進展しているか(議案質疑)

大田区議会・2019年第1回臨時会(5月22日~29日)のご報告・その1

 

今回、大田・生活者ネットワークは、補正予算をはじめとする議案に対して「質疑」と「質問」、採決に際しての「討論」をしたのでそのご報告です。

まず質疑です。学校改築に際して「ユニバーサルデザイン」の観点が建築やデザインにきちんと組み込まれているかどうかという質疑をしました。以下、答弁も含めた全文です。


第37号議案「大田区立大森第七中学校校舎改築その他の工事請負契約」、他、第38、39、40号議案について質疑いたします。

大田区ユニバーサルデザインのまちづくり基本方針アクションプランには「だれでもが安心して快適にすごせるまち、おおた」をめざすとされています。区内施設は老朽化に伴い更新改築が続いていますが、更新のたびに研究・分析が積み重ねられ、さらに使い勝手のよい施設整備が進められていっているのでしょうか。

学校施設についてのデザインに関する一例ですが、文部科学省の出している「色覚に関する指導の資料」によると色覚異常の子どもが一定程度、男性の20人に1人程度はおり、配慮を必要とするとあります。その中でも多くの子どもは緑色を識別することが難しく、緑は茶色に見えてしまうことが示されていますが、本年、完成したある小学校は「緑」をテーマに緑色の繊細な違いを印象的に校舎内に配置しています。

これは学校ではありませんが、設計や設備を考える上の観点として、総合体育館の障碍者用の更衣室のシャワールームの鏡は大人が立ってやっと見える位置についており、車イスにのっていると鏡を全くみることができません。

改築されて間もない六郷図書館の2階の休憩スペースの奥には、携帯電話をかけられるブースがありますが、そこに入る入口は幅が53㎝で、私の電動車イスはかなりコンパクトなものですが、それでも幅が60㎝ですので入ることができません。

学校は改築の折りにエレベーターをつけていくなど、社会的要請にも応えていく設計になっていると聞きました。

そこでお聞きします。
学校施設整備において、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れているのでしょうか。事業者に対しては何に配慮して設計やデザインをお願いしていますか。そのチェックの在り方、また出来上がった施設の評価はどのようにしていて、新たに作られる施設に対してはそれまでの評価をどのように活かしているのか、その積み重ねの成果はどのように示されるのかお聞きします。

 

【答弁】副区長・河野正博 (担当・施設保全課)
学校施設整備においては、東京都のバリアフリー条例に基づく基準、区立施設のサイン整備ガイドライン、大田区立学校諸室等仕様基準などに基づき設計・デザインを進めており、ユニバーサルデザインの考え方についても取り入れております。
さらに「学校改築協議会」を開催し、学校や地域との緊密な連携体制の下で、設計を進めています。
設計や工事の業務については、担当職員が進捗をチェックし、完了時には検査等により内容を確認するほか、区が事業者を評定し、通知することで、事業者の技術力向上にも寄与しております。
これらの中で得られた技術的ノウハウは、職員の中で情報共有し、人材の育成に努めるとともに、引き続き学校改築等に生かしてまいります。

 


【参考】

大田区ユニバーサルデザインのまちづくり基本方針
色覚問題に関する指導の手引き(文部省)

今回、議場の演台に登る段が取り払われて、スロープをつけていただいたので、車イスのまま、スムースに演台まで行くことができました。議場のバリアフリーは進展しましたが、大田区全体のまちづくりにユニバーサルデザインが行き渡るようにしっかり見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

議場のバリアフリーが進みました。
演台に上る段がスロープになったので、車イスで進むことができます

 

 

 

 

 

議場の席には車イスがすっぽり収まります