先日、チャイルドライン &なくそう子どもの貧困
の加藤志保さんからのメールを、こちらの
「子どもたちの心を守るために 」という記事で
紹介させていただきました。
今日は、もう一通、加藤さんからのメールを紹介します。
今、そばにいるあなたのお子さんは元気ですか?
子どもらしく笑っていますか?
少しでも気になることがあったら、
手を休めて下にご紹介する文章に目を通してみてください。
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まだ余震が続いています。
緊張感を持ちながらの日々、
おとなのみなさまも大きな疲労感を感じる
日々だったのではないでしょうか。
子どもさんたちの様子はいかがでしょうか。
もしも、とっても元気でしたら、
どうぞ遊びたがることを歓迎してたっぷりと
遊べるようにしてあげてください。
もしも、とっても疲れているようでしたら、
たっぷり寝かせてあげてください。
もしも、よく眠れなくなったり、
食欲がなくなったり、元気がなくなったり、
大人にまとわりつくようになったり、
学校に行きたがらないようでも、
どうぞ、あせったりあわてたりなさらないでください。
心の病気にかかったのではないかしら、
と心配するのはもう少し先でもいいかと思います。
ただ、揺れの体験がなくても
TVや新聞や大人の会話からも、
子どもたちの心に不安を与えることは確かです。
上記のような様子がみられましたら、
情報に子どもたちがどう接しているのか、
よくよく気をつけてください。
できれば、ゆったりした気持ちで、
一緒にお料理をしたり、洗濯ものを畳んだり、
お掃除をしたり、いつもよりも一緒の時間を
長く過ごしてみられてください。
身体を動かすことができるようでしたら、
サッカーでも、なわとびでも、ジョギングでも、
お散歩でもいいですし、身体が触れる遊び、
プロレスごっこや、お相撲ごっこなども、いいと思います。
もしも子どもさんが、ふさぎこんでいたり、
殻に閉じこもる様子がみられるようでしたら、
ゆっくりと抱きかかえてあげてください。
言葉にならないものを抱えている
そのことによりそう気持ちで、
ゆっくりと、背中をさすってみたり、
肩をさすってみたり、
手をつないでみたりしてください。
おとなもそうしていると安心します。
もしもお話し始めたり、
泣き始めるようなことがありましたら、
ゆっくりと受けとめてあげてください。
そして、もしもご自身もとってもお疲れでしたら、
まずは、自らの身体をゆっくりと休めてください。
“一緒にお昼寝しようよ〜”と、
お子さんを誘ってみてください。
目が覚めたときに、
とびきりの笑顔が戻っていますように。
子どもたちの笑顔と弾けるエネルギーから
元気を分けてもらって、
なんとかかんとかやっているおとなのひとりとして、
お伝えできるわずかなことを。
チャイルドライン &なくそう子どもの貧困 加藤志保