ところが、今、水遊びや泥んこ遊びができるところはあるでしょうか。公園といっても、ボール禁止で、思いっきり走れるほど広くないし、木登りできる木もありません。ましてや、火を使うなんて、とんでもありません。
子どもの冒険心や挑戦する力は、「やってみる」ことから始まり、痛い思いもしながら、力をつけていくのではないでしょうか。「子どもがありのままの自分でいられる権利」、「冒険する権利」、「失敗する権利」ってちゃんとあるのかな、と現在の状況は考えさせられえます。
7月12日の川崎市子ども夢パークの様子です。
●プレーパークのルール
川崎市子ども夢パークは、
「川崎市子どもの権利に関する条例」を実現する施設。
権利主体としての「子どもの最善の利益」をすべての子どもが享受できることをめざしています。
1万平方メートルの敷地の夢パーク。その3本柱は以下だそうです。
【1】 子どもの活動拠点
川崎市長に子どもの意見を届けるための「子ども会議」の事務所があります。他にも夢パークの運営に意見を表明したり、参画するための活動が展開されています。
【2】 プレーパーク(冒険遊び場)
土、水、廃材、工具などを存分に使え、木登りやたき火もできる。どろんこになったら、施設内にシャワーもある。自分の責任で自由に遊び、自分で決めたり、危険を判断できるようにしています。全天候型として、バスケットや卓球のできる広場やログハウスもあります。
【3】 フリースペースえん
主に不登校の子どもたちの居場所。毎日お昼ご飯を一緒に作って食べるなど、暮らしをベースに、自分らしくありのままでいられることをモットーにしています。