「エコフェスタワンダーランド」に参加してきました
エ コフェスタワンダーランドは、環境について考える市民団体や学校、企業、また大田区の環境清掃部などがいっしょになって、環境問題への提案や、日ごろの活 動の成果を発表する催しです。小学校をお借りして展開することで、多くの子どもや親子が訪れ、体験を通して環境を考える機会になっています。素敵なのは、 開催校をはじめとするいくつかの学校の子どもたちが、キッズスタッフとして、各団体のブースの手伝いをしてくれることです。
そんなこともあって、開催準備に実行委員会や打ち合わせが積み重ねられています。
私は「生活クラブ・せっけん姫プロジェクト」の一員として、初めてこの催しに参加しました。安心で、健康な生活のために、身の周りのものを検証していくことは大事なことです。今回は、「合成洗剤と無添加せっけん」がどうちがうか、考えるブースを作りました。
「生活クラブ・せっけん姫プロジェクト」の入り口
●合成洗剤・・・ 石油から合成。合成界面活性剤ほか、様々な化学物質が添加されている。合成界面活性剤の浸透作用で、皮膚の油ははぎ落とされ、細胞膜が溶ける。体内の奥へ 奥へと侵入しながら細胞を破壊していく。分解されにくいので、体内や環境中に長くとどまる。メダカは合成洗剤を溶かした水では、界面活性剤がえらに吸着し て呼吸を妨げ、生きられない。
●無添加せっけん・・・植物性、動物性油脂が原料。汚れは取るが、皮脂膜は残す。たちまち分解し、皮膚に影響を及ぼさない。水中のミネラル分と結合し、Ca石けんとなって魚のえさになる。メダカは無添加せっけんを溶かした水中で生きることができる。
「無添加せっけんと合成洗剤」の違いを書いた掲示
無 添加せっけんをこねていろいろな形をつくって遊ぶ「こねこね石鹸」コーナーは、子どもたちに大人気でした。大勢の子どもたちやファミリーが訪れてくれまし た。石けんについての説明をいっしょうけんめい聞いてくれる子どもたち、こねこね石けんに夢中になっている子どもたち、身の回りの環境について、これから も追及する人になってほしいと思いました。
「こねこね石けん」。
柔らかい「無添加せっけん」を好きな形に成形して遊びました
さて、エコフェスタワンダーランドには、興味深いブースがたくさんありましたが、その一つ、つばさ高校の取り組みをご紹介します。
「つばさ総合高校の環境活動」
毎年、「高校生環境サミット」を開催するほど、環境問題に熱心に取り組む高校です。なんと、教室にはゴミ箱がなく、校内6か所のステーションで、9分別に 徹底して分けるそうです。リユース・リデュースを目指していますが、最も多い廃棄物の「弁当の使い捨て容器」「ペットボトル」をどうしたら減らしていける かを学生たちが考えたそうです。
まず、「ペットボトル」の検証。そして、キャンペーンを行ったそうです。以下、キャンペーンチラシです。
このキャンペーンに加えて、実際にお弁当をもってきた生徒を取材して「おいしそうなお弁当」の写真+コメントで日替わりツイートを10日間行った結果、弁当容器の排出が18%も削減されたそうです。
すごい! つばさ高校!
また新たな取り組みに注目したいです。
大田区から、日本の未来を創る子どもたちがますます育っていきますように・・・