「農民カフェ」~日本の抱える問題に挑戦!~ 「農民カフェ」主催の和気優さん、池上に来る!

東京一極集中、地方からの若者の流出、農林水産業の後継者不足、地方の衰退、空き家問題、若者の非正規雇用増大、経済格差・・・。

農業で いえば、今後TPPが始まり、もし米の輸入化が進んでいけば、大資本との競争にさらされて、どれだけ日本の農業が生き残っていくことができるか。「効率」 「合理性」だけではない、別の価値の農業をどれだけアピールしていくことができるか、そして日本人が安心して食べることのできる食を確保することができる のか、これからの国の行く末、食の行く末は、生活や命に係わる、とても大きな問題をはらんでいます。

このような日本の今、抱える問題に挑戦している和気優さんに出会いました。


農民カフェ・和気優さん

友人の紹介で、学芸大学駅からほど近い「農民カフェ」に行ってきました。

農民カフェ/学芸大学店

 

 

 

 

農民カフェ店先

古 民家をリフォームした古い建物。様々な家財道具も古いものです。壁には和服の帯のオブジェ。木のぬくもりがホッとする空間を醸し出しています。ここは、有 機野菜を使った家庭的な料理を出すカフェレストランです。オーナーの和気優さんにお会いしてお話を伺うことができました。

 

 

 

 

欄間を利用している店内

 


日本の農業の活性化・都市と地方の結節点

“農 業が始まり”とおっしゃる和気さん。「農民カフェ」は、都市と地方の農業を結びつける活動拠点、地方との情報交換のプラットフォームであると。それは、た とえば、地方から有機野菜を仕入れる、地方の野菜で地域マルシェを開催、農業林業体験、農泊、農業への就労支援、グリーンツーリズムなど、様々な企画を通 して、農業を中心とした人の循環を生み出しています。

 

 

 

 

着物の帯を利用したオブジェ

そ れだけでなく、農民カフェは、不登校の子どもの居場所だったり、職を得る場所だったり、夢を描ける場所になっています。10年間空き家になっていた家をみ んなで床張りすることからスタートした「農民カフェ」。「“空き家を立て直す”、このプロセスが今、求められていることなんだ」と和気さんは言います。 「雑多な人が雑多に集う中で、問題を考えていく場になっている」とも。都会では特に、人がみんな孤立しています。和気さんは、どんなプロジェクトもみんな で創り上げることが重要だと教えてくれているようです。

“農・食・音の循環で世界を繋ぐ”

日 本全体を俯瞰しながら、地域の活性化やコミュニティの再生、人と人との繋がりにこだわる和気さんは、“元気なまち”の仕掛け人といえるでしょう。ロックバ ンドのリーダーだった和気さんは少年院、学校など、ありとあらゆる場所で、ライブ活動もされ、“農・食・音の循環で世界を繋ぐ”活動を表現されています。

【下北沢経済新聞】
下北沢の「農民カフェ」
  異彩のオーナーが語る、下北沢と自分、下北沢の未来

【ブログ】
農民カフェ


和気優さんが、池上に!

このたび、2月11日(水・祝)に、和気優さんが池上「蓮月」に来てくださって、古民家活用について、提言をしていただけることになりました。さまざまなアイデアを持ち寄って、どのように活かせばよいか、わいわいと話しましょう!

池上「蓮月」の活用を考える集い
2月11日(水・祝日)10:00~12:00
蓮月にて(大田区池上2-20-11) 無料
 
※蓮月には電気が通っていないので、かなり寒いことが予想されます。ご参加になる方は、防寒をしっかりしてきてください。

オプションで午後、池上の文化を知るまち歩きをいたします
案内人:廣川和徳
(古民家研究家・各地の町おこしを手掛ける)
ご希望の方は、参加費1,000円。当日受付

 

 

 

 

 

和気優さんと。私、緊張しています