日本が危ない・大田区が危ない 〔その1〕 中学校社会科教科書について
藤村妙子さん(公正な教科書採択を求める大田区民の会)の学習会に参加してきました。
「中学校教科書採択問題学習会」より
(6月8日・「大井町きゅりあん」にて)
今 年は4年に一度の教科書採択のある年です。大田区では、中学校の社会科の教科書が改憲への誘導がなされている「育鵬社」が4年前の教科書採択で選ばれてし まっています。自虐史観からの脱却、また国家に貢献できる人を育てる、という目的でかかれ、他の出版社とは一線を画しています。今また教科書採択の時期が 迫ってきています。育鵬社版の教科書には、どのような問題があるのかをしっかり学び、今年こそは中学生が学ぶのにふさわしい教科書が選ばれるように働きか けていきたいものです。
このことに多くの方に関心を持っていただいて、子どもたちの教育に偏りがないように監視していきたいと思います。
・コラムにびっくり
曽野綾子氏「よき国際人であるためには、よき日本人であれ」
レディーファーストの作法に従ったら、先生から叱られた。男性優先の文化を持つ日本人として、まず立派になりなさいと。人は一つの国家にきっちりと帰属しないと「人間」にもならないし、他国を理解することもできない、とある。
・アジア独立への希望
「長く東南アジアを植民地として支配していた欧米諸国の軍隊は、開戦から半年で、ほとんどが日本軍によって破られました。この日本軍の勝利に、東南アジアやインドの人々は独立への希望を強くいだきました。」
他の教科書では、どれも強制労働があったなど、日本軍の横暴な行動が描かれ、「抗日運動が起きた」等となっている。
以上、ほんの少しの例ですが、歴史の専門的な研究に基づいているのかどうか、疑問を抱かざるを得ない記述です。教科書選定についても、区民の意見が反映されるように、ぜひ展示会にお運びください。
教科書学習会 藤村さん
藤村さんを囲んで、生活者ネットワークの仲間と