「日本の進むべき道」 古賀茂明氏 講演会へ行ってきました
2015年9月3日 成城ホールで、世田谷・生活者ネットワーク主催で行われた古賀茂明氏の講演会「日本の進むべき道」へ行ってきました。
主催した世田谷・生活者ネットワーク。
一番右は、元参議院議員・大河原雅子さん
古賀さんの開口一番、
“日本は大変なことになっている”
集団的自衛権のこともそうだけれど、もうあらゆることが大問題。
“こんな日本にだれがした?”
「大罪」という言葉は自民党のある議員からでたそうです。
■自民党の4つの大罪
【1】借金大国日本をつくった
1千兆円を超える借金。社会保障費が増大することはわかっていたのだから、対策に知恵を絞るべきだった。ここにきて、武器ローン4兆8815億円というのだから、優先順位は生活より、国防ですか。
【2】少子高齢化を放置した
2030年、全国民に占める65歳以上の高齢者の割合は、3分の1、75歳以上が5分の1になる。世界でも突出した高齢化のスピード。医療・介護の需要に対して、少子化は進み、若年人口は減るばかり、とはもうすでに30年前から言われていた。
【3】日本を成長できない国にした
勤勉な働き者が多く、技術の高い日本がなぜか成長できない。20年以上成長していないのは、日本と北朝鮮だけとのこと。既得権擁護、バラマキ、官主導という構造から抜け出せないことに問題がある。
【4】原発神話を作り、福島原発事故を起こした
■安倍さんのめざす「美しい国」とは
“列強”になる。
アメリカに褒められるために、アメリカと一緒に戦うために。
そのために法整備を進めている。
世界に知られていた、日本の“平和ブランド”はどんどん崩されていく・・・
戦争ができる国へと、着々と準備を進めている。
たとえば、日本版CIAの創設。後藤健二さんの殺害事件において、
すぐに調査委員会を作った。これは異例なこと。報告書には、「日本には情報収集能力がない」とある。つまり日本版CIA創設の必要性をうたっている。
■私たちのすべきこと
子どものための改革。
おのずと“恐ろしいものとは手を切っていこう”となる。
「改革はするが戦争はしない」
市民の力で、社会をかえる!
本来は、今、日本はEUが歯を食いしばってがんばっている「難民問題」に支援の手を差し伸べるべき。日本でも受け入れるべき。
講演会が終わったあとに、みんなで囲んで質問タイム