商店街の活性化・市(マルシェ)の可能性 その1
「池商連は活気があるので、ここでやりたいって思ったんです!」
また朝市に出店している山形県長井市の人の紹介で「つや姫」をご飯で使っていて、その日に精米していることもあって、おいしく、お米だけを買いに来る人もいるそうです。
「朝市に参加して本当によかったです。自分の子どももまだ小さいし、子どもにも安心でおいしいものを提供していきたい」とのことでした。
マルシェの可能性をとても感じることのできた事例です。
毎月第3日曜日に本門寺の階段下で開催される朝市。
産直のものを始め、いろいろな店が出店しています。
どんなものが売っているかしら、と新たな出会いを楽しみにしていく客と商品の魅力を語りながら売れる売り手。この青年のように出店がトライアルになって、実際に店を持てたこと、知り合ったところから米を紹介してもらえたことなど良い出会いがあったのですね。
商店街の活性化は、今、日本中あちらこちらで大きな課題です。
2000年の規制緩和で「大店法」が廃止になり、スーパーがどんどん進出するようになると個店の経営は厳しくなりました。
シャッター街と呼ばれる通りが日本中にできてしまいました。
遠くのスーパーに行って、たくさんまとめ買いできる人ばかりではありません。
行き慣れた近所の店がなくなると、店の人や近所の人とちょっとした会話を楽しむことが習慣だった人には、何か寂しい、ぽっかり穴が開いたような生活になったことでしょう。
そうしていつの間にか“対話”することの少なくなった社会に・・・・
だからこそ、今、“おしゃべりのできる”市(マルシェ)が注目されているのかもしれませんね。“対話”の力に注目です。
マルシェを取材する中で商店街活性化の鍵を探していきたいと思います。おじゃました折にはどうぞよろしく!
第一弾は池上本門寺の朝市から一つの事例を紹介させていただきました。