大田区立障がい者総合サポートセンター 「さぽーとぴあ」見学記
17日、昨年開設したばかりの「さぽーとぴあ」に 友人たちと見学にいきました。友人たちはお子さんが、車イスだったり、心臓疾患があったりで、小学校に通っているものの、これまで様々な困難を潜り抜けて こられた人たちです。ですからサポートピアで、どんな支援が受けられるのか、どんな機能があって、どんな利用の仕方があるのか、興味津々で見学に臨みまし た。
サポートセンターのイベントで作られたというアートの前で記念撮影
こ の施設は障害をもった方の生活をトータルでサポートすることを目的とし、相談支援・自立訓練・地域交流・就労移行訓練をする機能が備わっています。介護保 険事業でいうところのケアマネージャーの役目をする「相談支援専門員」が障害者一人一人に寄り添って、サポートしていく仕組みになっているそうです。明る くて、きれいな館内は、障害者にとって、使いやすいように様々な工夫がされていました。
歩行訓練の場所
●これなら大丈夫!ユニバーサルトイレ
車いすで悠々と入れる広さ、オストメイト(人口肛門)用流し台が設置されていること、おむつ交換代が大人でも使用できる大きさであること、入口に、使用中表示のあること
トイレ
●避難誘導・避難滑り台
各部屋からバルコニーへ避難できるレイアウトになっており、バルコニーには避難滑り台が設置
施設全景
●広々したエレベーター
車いすでもゆったり入れる広さ
●点字付き・自動販売機・コカコーラなかなかやりますね!(1階)
なんと、一つ一つの製品に点字で表示がされています。これなら視覚障害者も自分の好きな飲み物を間違えずに買えますね。コカコーラと相談して、大身連が考えて設置が成功したものだそうです。
自販機。よく見ると番号やカタカナが見えるでしょう
●ボランティア活動室(3階)
これは便利。作業ができる部屋。印刷機とコピー機があるほか、貸しロッカーもあります。
ボランティア活動で、説明をきいているところ
5階の広々とした多目的室。ちょっとしたスポーツやコンサート、講演会など、様々な催し物に使えそうです。障害の理解啓発、地域交流のためであれば、無料で貸し出しをしているとのこと。 障害をもっているとなかなかスポーツ等ができる場所がありません。
「子どもたちに何か楽しい体験をさせてあげられないかな。自分たちで何か企画してみようかな!?」と夢をふくらませることのできた見学でした。