「タクシーこども110番」って知っていますか

先日、タクシーに乗ったら、こんなステッカーが貼ってありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

⇒タクシーこども110番

 

運転手さんに聞いたら、「困ったことがあったら、助けを求めに来て!」という子どもたちへのメッセージだそうです。必要ならばお金がなくても警察まで運ぶよ、と言っていました。
その運転手さんは、このステッカーをつけるようになってから、街で見かける子どもたちに目配りするようになったと言っていました。あの子はだいじょうぶかな、いじめられていないかな、と。

なかなか嬉しいシステムですね。(万が一のことがあっては困りますが)、街のあちこちに自分たちを助けてくれる大人がいるって思えることは安心です。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たち大人ひとりひとりも「助けを求めてもよいところ」になりたいものです。安心して飛び込める、近所のおばさんのうちに。

ちょうど先日、議会で「児童虐待の予防について」というテーマでいくつかの質問をしたのですが、その中で「区内には子どもがいつでも助けを求めて、逃げ込める場所はないか」という質問を入れました。24時間365日いつでも受け入れてくれる場所が必要だと考えたのです。私の希望は児童館や子ども家庭支援センターでしたが、そう簡単にはいかないらしく、大田区子ども家庭部の答えは、「警察や交番は24時間365日、受け入れてくれるので、そことの連携を強めていく」というものでした。

ではとりあえず「おまわりさん」が子どもにとって、“助けを求めにいきたい人”と思えるように、日常的に笑顔であいさつを交わしたり、仲良くなれたりする場面がつくれるといいのではないかな、なんて思いました。