車椅子でもあきらめない世界に バリアフリーマップ作り、WheeLog!(ウィーログ)
池上から池上線に乗り込んだら、同じメーカーの電動車椅子に乗っている方に出会いました。あいさつを交わしてお互いの車椅子についての使い心地など情報交換、同じメーカーといっても作られた時期が違っていて、私の車椅子の方が新しいモデルなので、重量が軽く、分割もできて運びやすくなっているなど、改良がなされてきているようです。
同じ「WHILL」という電動車椅子
あっという間に蒲田に着いたのですが、まだ話し足りずにお互いのことを紹介し合いました。
東急池上線でたまたま乗り合わせました。終点の蒲田で記念写真
Hさんは31歳の時に発病した希少難病(遠位型ミオパチー)で車椅子に乗るようになったということです。遠位型ミオパチーという希少疾病のことやPADMという患者会があること、その代表の織田友理子さんは、WheeLog!(ウィーログ)という、バリアフリーマップを作る活動で健常者と障がい者が楽しくいっしょに街歩きをするイベントや教育プログラムも作っている等、とても興味深いお話をお聞きしました。
車椅子でもあきらめないで、社会に出ていく。どこで何に困ったか、どこがよかったか、車椅子ユーザー同士で情報を共有することで一人一人の世界が広がる。その循環が広がることで、社会が変わる。
日本を世界一のバリアフリー先進国に、そして世界のバリアフリーの発展に貢献できるように、と。
そんなすばらしい夢に向かって進む道を歩む活動があるということに感動しました。
まだまだやることはたくさんあるな、と、とても励まされた出会いでした。
織田友理子さんといえば、最近、「静岡県心のバリアフリー~障害者差別解消法がめざす共生社会の実現~」というYouTubeを見たばかりでした。
超高齢社会を迎える日本。だれだっていつ車椅子が必要になるのかわかりません。高齢者も障がい者も、ベビーカーを押すママたちにも暮らしやすい、やさしい社会はだれにとっても安心な社会。猛スピードで駆け抜けると見えない世界もあるのです。