亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、今後の救援・支援活動が進み、被害にあわれた方々が一日も早く普通の暮らしに戻れるように祈るばかりです。
被災地の子どもたちがとても心配です。
そして、日本中の子どもたちの心も心配です。
あるお母さんから、
「子どもがもうテレビを観たくない、といっているが、私は状況が知りたいからニュースを観たい。
どうすればいいんでしょう」
という相談を受けました。
私は、事実は事実として伝えたとしても
「だいじょうぶよ。お母さんが守っているから」
と子どもへ安心感を与えることが大切ではないか、とお話しました。
子ども向けの楽しい番組をずっと放送しながら、大人用にはテロップで情報を流すような局があったらいいのにね、とも。
さて、友人からこんなメールが届いていました。
大人には子どもの心を守ってあげる務めがあるのです。
自由に編集、転送、転載可とのことですので、
以下にご紹介しますね。
——————————————————————————–
こんなときではありますが、
子どもたちには、どうぞ遊びと笑いを大切にしてください。
深刻な顔での大人同士の立ち話に
子どもたちは耳を傾けています。
深刻な映像を説明なく見せすぎないようにしてください。
凄惨な映像を繰り返しみることで、
子どもの恐怖が増します。
被災の状況よりも、次に起きた時にどうしたらいいかを
あわてずゆっくりスマイルでお話してください。
一緒に避難グッズをそろえるのもいいかと思います。
心の中に焦りがあっても
ゆっくりと一緒にどうして必要か説明しながら。
ゆれを怖がる子どもは、どうぞ抱きかかえて、
逃げる手順をゆっくりゆっくり話して
大丈夫よ、と伝えて下さい。
子どものゆれへの恐怖心は、
昨日のような揺れが再びきた際には、
パニックになってあらわれます。
いざというとき落ち着いて動けるように。
恐ろしい映像でいたずらに脅かさないように。
枕元にはヘルメットと防寒具を置き
ね、これだけ備えていれば大丈夫よ。
と、伝えて下さい。
安心して、たくさん、ぐっすり眠れるように。
どんな時でも、子どもたちの中にある
遊びたい気持ちを自粛させることは必要ありません。
こんなときだからこそ、安全に配慮しながらも
しっかり遊ばせてください。
そして大人の笑顔を見せてあげて欲しいと願います。
チャイルドライン &なくそう子どもの貧困
加藤志保