大田区では、文科省の基準に沿って、土壌については0.25マイクロシーベルト以上だと除染をすることになっていますが、12月に都南小学校で、1マイクロシーベルトというびっくりするほど高い線量の箇所が見つかったそうです。
倉庫の雨どいのところをたまたま個人の先生が測ったところ、高かったので、区でも測定、除染をしたとのこと。
一度放出された放射性物質は、半減期をすぎるまでは、なくなるわけでも、薄まるわけでもなく、どこかに存在し続けています。
今回は、「たまたま」見つかったわけですから、本来は、これによって、区内の学校・幼稚園・保育園全ての土壌調査をするべきだと思いますが、私たちのその要望に対して、「するつもりはない」「学校長に任せている」という教育委員会。
教育委員会は、シンチレーションサーベイメーター(放射線測定器)を持っていますし、環境保全課にも機械はあるのですから、測ろうと思えば測れるのです。
しかし、それを学校長に任せるというのですから、しかたありません。心配な保護者の方は、ぜひ、校長先生に掛け合ってみてください。
本来は、「子どもを守る」のが本分のはずの教育委員会ですが・・・
さて、大田区では、被災地の瓦礫の受け入れが始まっています。
区内の大気汚染につながらないのか、海の汚染は?
本当に遠隔処理が、被災地支援になるのか、瓦礫処理が、実は、被災地の失業対策になるのではないのか?
瓦礫処理のことは、いろいろな局面から考えなければならない問題です。
22日に学習会が開催されますので、ぜひご参加ください。
災害廃棄物の受け入れ問題を考えるつどい
日時:1 月22 日(日)13 :30〜 16:30
場所:大田区消費者生活センター・大集会室
内容:神奈川、東京、千葉など各地で活動している皆さんからの報 告・交流
参加費:500 円
詳しくはご案内をご確認ください。
山本太郎さんもいらしてくれます。