「子ども・若者 居場所シンポジウム」に参加してきました
こちらのシンポジウムに参加してきました。
長丁場のシンポジウム。それだけに熱い思いの人が集まってきていて、様々な意見を聞くことができ、とても有意義な時間でした。
~居場所とは何か、ただ場所があるというだけでなく、
人との関係性があることや、自己肯定感が持てる場~
◆パネルディスカッション・3人の方から3つの居場所紹介
【1】地区ジュニアリーダークラブ(吉松裕美さん)
大 田区を3つの地域に分けて活動。小学生の中からキャンプやリトルリーダー講習会を通してリーダーを育成する仕組み。子どもガーディンパーティ-など地域の 催しにも参加。中学生以上はリーダーになり講習会の企画運営も任されている。お世話をするのは、青少年対策地区委員。ジュニアリーダーの吉松さんは、この 活動を通して、たくさんの人との出会いがあったこと、学校以外のコミュニティーを持てたこと、いろいろ学べて視野を広く持てるようになった、ことなどか ら、ジュニアリーダーでの活動が、自分にとってのいい居場所になっている、という話をしてくださいました。
【2】NPO法人 おおもり子ども交流センター(羽田澄子さん)
元 小学校の跡地の活用で、町会もいっしょに運営協議会を作ってできたNPO法人。子どもだけでなく地域の人が主役になれる場所を、というコンセプトで、学童 保育や乳幼児親子のためのファミリールームの他、地域の人とのお祭りも。特徴は朝9時から夜9時まで、日曜・祭日も開館。若いスタッフの努力もあり、中高 生の居場所になれるようにスタジオを作り、バンド練習ができるようになっている。ライブは子ども自身が運営を経験。地域の人との関係性、また卒業生が遊び にきてくれる循環が生まれてきています。ふらっときても遊べる場所を地域が支えて10年目を迎えます。
【3】おおた居場所づくり研究会(比戸二郎さん)
商 店街にキネマティーンズプラザというフリースペースを開設。第1・3・5水曜日の4時から7時開館。当初は閑古鳥でしたが、今は部活の帰りに寄っていく子 どもたちで賑わうそうです。子どもたちは思い思いに自由に過ごすことができ、大人は見守るだけ。子どもの中には介入せずに、相談事があれば話をきく、とい うスタンツ。キネマ通り商店街のお祭りのときは、子どもたちと駄菓子屋さんで参加。課題は、スペースの狭さ、今のメンバーだけでは運営が難しいこと、地元 の青少年団体との協働をめざしたいとのことでした。
3つの居場所、それぞれ特徴がありますが、どれも大切な要素を含んでいることを感じました。
分散会「若者が活躍できる地域って?」
その後は、3つのグループに分かれて、意見交換会。私は、「若者が活躍できる地域って?」というグループに加わりました。その後、全体での討議で終わりましたが、いくつかの意見をご紹介しますね。
・地元にいる中高生をもっと頼りにしよう。たとえば防災。
スタンドパイプの使い方など覚えてもらえば、地域で活躍してもらえるはず。
・中高生の力をもっと評価すること。
大人があまり口を出さないようにした方がいい。子どもが達成感をもてるように。
お祭りなどもっと参加してもらうといい。
・学校がボランティアを半強制的にやらせるのは、どうかと思う。
自分から学びたい、成長したいと思う人でないと現場では役に立たない。
・半強制的なボランティアであっても、そこでの経験が「人の役に立つ喜び」を知る経験になり、
「やってみよう」という意欲につながるかもしれないので意味はある。
・大田区に少ないのは、中高生の集まれる場所。
・公園でボール遊びができないし、校庭も解放していない。
・平和島にあるバスケットのゴールがもっとあちこちに作られるといい。
・京急の高架下にキャッチボールのできるスペースを作るといい。
・行政に、中高生の居場所について、もっと意見を言っていくべき。
・地域の企業にもっと呼びかけてもいいのではないか。
・発達障害の子どもたちの行き場所がないのは、問題。
・家庭は大事だが、大きくなるにつれ、他に居場所は必要。
・子ども自身の意見を聞く機会が必要。居場所を作っていく人を作っていくことが大事。
・川崎夢パークのような冒険遊び場がほしい。挑戦、冒険する経験が大事ではないか。
大人がよかれと思ってすることが本当に子どものためになっているのか、よくよく吟味しなければならないと思います。すぐに「危ない」と いって、行動を規制してしまうことが多くないでしょうか。今度はぜひ子どもたちの生の声を聞く機会を持ちたいと思いました。どんどん居場所を見つけていけ る人、あるいは、居場所を作っていける人は、心配ないかもしれません。でも居場所を見つけられずにいる人がきっといるはず。まだまだ課題はありそうです。
参加者のみなさんと