来年度から、全学校図書館に公共図書館からの支援員が!
区議会レポートでも触れた学校図書館の話題です。
*区議会レポートはこちら↓
⇒きたざわ潤子 区議会レポート88号 学校図書館の開館はたったの15分?
現 在大田区の公立中学校では、毎日給食の後の15分休みのみに開館して、図書委員が貸し出し作業をしているところもあれば、1週間に1日、15分だけ開館し ているところなど、まちまちです。夏休みや冬休みの一定期間、開館するところ、試験前には自主学習ができるように放課後を開放するところもあるようです。
「学 校司書」の配置のない大田区においては、学校図書館の運営のあり方は、各学校が構想を練り、その方針や目標に沿ってサポートするのがボランティア(図書専 門や、学校地域支援本部が担当しているところもあるようです)ですが、図書の管理など、専門的なところは、ボランティアだけではできません。また学校には 図書担当の司書教諭もいますが、担任もあるので、図書館業務に専念することは難しいのです。
というわけで、大田区は学校図書館の充実を図るために、平成21年度から、試行的に何校かに専門の指導員を派遣しましたが、その効果から、平成27年4月から、全校に地域の公共図書館から専門の支援員が派遣されることになりました。
し かし、これまでは、多い学校では年に800時間ほどの支援を受けていたのに、来年からは一律年70時間です。整理がまったくできていない学校もある中でこ の支援時間が有効な図書館充実につながっていくのかどうかは不安もありますが、各学校において学校と図書委員、そしてボランティア、支援員との協力体制の あり方が研究され、図書館が子どもたちのよい居場所になることを願うものです。
●写真は羽田中学校の図書館
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