もっと遊ぼう・しっかり遊ぼう 今年のお正月と家族

明けましておめでとうございます。

お正月はどのようにお過ごしになりましたか。
私たち家族のお正月は、テレビを消して、“遊ぶ、お正月”です。

父から聞いたこと
大人も子どもも一緒になって、夢中になって遊んだ

生 前の父(大正15年生まれ)に、子どもの頃、どんなふうに遊んだかを聞いたことがありました。すると、ベーゴマや凧揚げ、トンボとりなど、今ではほとんど 見られない遊び、そして真剣に遊んだことを聞きました。印象的だったのは、凧揚げは、大人も子どもも一緒になって、夢中になって空高く飛ばしたということ でした。

“大人も子どもも一緒になって、夢中になって遊ぶ”・・・なぜか、私にとっては、このことがとても大切なことのように思われて、それからはお正月には実家に集まる弟の家族、妹の家族と“みんなでしっかり遊ぶ”ことを提案してきました。

内遊び・外遊び

お 昼に集まって、おせちをいただいた後は、トランプやウノ、「人生ゲーム」など内遊びをします。今年は、「すごろく」をしました。だれかがあるコマにとまる と全員が6コマずつ戻らなくてはならなかったり、みんなで3回ずつジャンプしなければならなかったり、大笑いしながらのゲームでした。

そ の後は、外遊び。子どもは合わせて5人いるので、凧揚げのときもあれば、缶けりをすることもありますが、最近はサッカー部所属が2人いるせいで、サッカー をするようになりました。幸い、近くに入間川の河原があり、広場になっているので、凧揚げもサッカーものびのびとできるのです。

 

 

 

 

ボールを追いかけて

昨 年は、大人対子どもというチーム分けで、サッカーをしましたが、今年は、大人の参加が少なく、同数になれなかったので、混合チームで戦いました。ゴールが あるわけではないので、ちょうど対角線上にある木にぶつければ1点、というルールにしました。子ども5人の内訳は、小学生2人、中学年1人、高校生1人、 大学生1人です。大人が3人でしたので、4対4の厳しいゲームです!

よく走って、蹴りました。この冬一番の寒さだというのに、汗びっしょり。実に楽しい時間でした。こんなふうに遊び三昧のお正月がすっかり定着しています。

 

 

 

 

 

ゴールが決まった瞬間

今年の抱負を発表・家族のきずな

お腹をすかせて帰って、またみんなで夕飯。今度は鍋です。鍋をつついて、食事が終わるとなんとはなしに、一人ずつ、「今年の抱負」を語ることになりました。これは初めてのことでしたが、大人も子どももちゃんと話したのです。
「僕 はサッカーで、MVPをとる!」「ぼくは、勉強がんばる」「私は家事をがんばる」「とにかく健康」「○○大学に編入したい」・・・初めての告白が出て、家 族もびっくりの一幕もありましたが、みんなしっかり自分の進む道を考え、そしてそれを確認し合い、共有することができたことはお正月にふさわしいひととき だったといえるでしょう。目には見えなくても、お互いにお互いを応援する「きずな」が生まれたにちがいありません。

“遊び”は、人間関係を学ぶ場

実 をいうと、これまでみんなで遊ぶ中で、けんかもあったし、だれかがいじけて抜けてしまうこともありました。でもそうやって、自分を主張するコツや相手を受 け入れることの大事さを学んできたのです。サッカーをしながら、上手にパスをしてくれて、みんながゴールを決められるように気遣ってくれた、サッカー部所 属の小学生と中学生。確か去年は、この2人が大げんかをして、ゲームが何度も中断したのです。

遊びを通して、がまんをしたり、人を思いやったり・・・この積み重ねが、社会に出たときに必ず力になるはずです。人間関係を「煩わしい」とは考えず、「どうしたら、よい関係を築けるか」を考える人になれるのではないでしょうか。

“大人も子どもも一緒になって、夢中になって遊ぶ”って、やっぱりいいですね。
大人にとっては、子どもたちの成長が感じられて、こんなにうれしいことはありません。
こんなお正月をずっと重ねていきたいな、と思います。ね、お父さん!

 

 

 

 

主力(?)メンバー