「ちょうちょうもいいけれど、緑を増やすことがいいね!」 報告・みんなのアイデアが楽しい政治塾
7月25日、下記の内容で、政治塾を行いました。
【1】臨時会の補正予算「オリンピック・観光関連予算」のことで、話が盛り上がりました。
「な んのためにイメージソングをつくるの?」「観光情報コーナーを京急蒲田駅に作っても、蒲蒲線ができたら京急蒲田の乗降客は少なくなるのでは?」「そもそも 大田区の観光地とはどこ?なに?中身を充実させることの方が重要なのでは?」「ブルートライアングル(あおすじあげは)が舞う幻想的な公園にするって、だ れのために、何のために?」
と、さまざまな疑問、意見が飛び交いましたが、「貴重な税金を一過性のことに使ってほしくない。将来を見通して、有効に使ってほしい」との共通の思いを確認できました。
この意見交換から、「大 田区の観光・交通のあり方を市民目線で考えてみよう」「観光なら自転車に力を入れるべき、自転車をもっと乗りやすく、楽しめる環境を創ろう」「自転車事故 が増えているので、自転車保険を創るといいのでは」「“あおすじあげは”もよいが、“あおすじあげは”が好むというクスノキを増やそう、というプロジェク トに広げて、大田区の緑化推進活動にしたらどうか」など、持続可能な社会に向けての前向きな意見が生まれましたが、今回の予算が、今後、どのような効果に繋がっていくのか、しっかり区政を見ていくことが大事です。
【2】一般質問「児童養護施設から18歳で退所する青年への住宅支援」に ついては、大田区には現在、6万2千もの空家があるので、それを活用して、児童養護施設を退所する子どもたちの受け皿を作れないか、という意見がでまし た。しかし、“実際、だれが運営していくのか”が問題で、志のあるNPOなどが、自立的に運営する能力を持ちつつ、区と協働できればいいのに、という、発 案にとどまりました。児童養護施設は東京都の施設ではあるけれども、少なくとも、大田区も青年たちを支える仕組みは持つべきではないかという意見は共通認 識となりました。
第2回定例会で特徴的だったのは、“安保法案の廃案を求める”意見書を国に提出してほしい等の陳情が大変多かったことです。そして、全て否決されてしまったということ。この民意と議会との乖離をどうすればいいか。政党の影に隠れた議員一人一人に問うていくことも必要なのではないか、という意見もありました。
【3】市民活動の紹介では、蓮沼にある、「気まぐれ八百屋だんだん」での「子ども食堂」を支援し ていることを紹介しました。店主の近藤さんが孤食の子どもたちに、家庭的な温かさを味わってほしいからと始めた子ども食堂は、お母さんたちのストレス解消 や地域のコミュティーにもなっていること。地域のつながりの中で虐待を防止することにもなっていかないか、期待するところです。
区政報告ではありましたが、それに対するたくさんの意見を聞くことのできた有意義な時間でした。地域づくりに関わっていきたい、社会貢献をしていきたい、という自己紹介をされた方からは、新しいエネルギーをいただきました。
新しいテーマが生まれる
今 後の政治塾のテーマも生まれてきました。「大田区の交通はどうあるべきか」「大田区の観光」「地域づくりのアイデア」などなど。大田区への提案ができるほ どに具体的に案を練っていくことができればおもしろいでしょうね。様々なアイデア、ご意見に出会えるのが楽しみな政治塾です。
どなたでも、ご参加をお待ちしています。