プレーパークに行ってきました 「練馬区立 子どもの森」
8月6日、『大田・プレーパークを考える会』の主催でプレーパークに行ってきました。
キウイ棚が広がり、外側を大きな木が囲む形で、子どもの森はあります。公園の真ん中には小屋があり、プレーリーダーが常駐しています。小屋を囲むように、ミストシャワー。猛暑の中、気持ちのいい空間を作っています。
やはり水遊びは子どもたちに大人気です。ウオータースライダーで、歓声を上げ、浅いプールでは、乳幼児が水遊びを楽しんでいます。
8月6日、2つの家族といっしょに
行った子どもは、1歳、3歳、4歳でしたが、それぞれの成長と興味に応じて、木登り、ロープ遊び、リヤカーを引っ張ること、そして水遊びに、時間を忘れて夢中になっていました。初めての木登りに、「どうやって登るの?」と聞かれ、大人が見本を見せる一幕もありましたが、じきに一人で、楽しんで登れるようになりました。
初めての木登り
1歳の子どもは、簡易な浅いプール(竹で枠を作ってビニールを載せているだけ)で、水をパシャパシャとたたいて、その感触に大喜び、3歳・4歳の子どもはウオータースライダーの坂を上ってはすべるのを楽しんでいましたが、けっこうハードな運動です。
水鉄砲で遊ぶ子ども
高学年の子どもの遊び・プレーリーダーの役目
子ども同士で遊びに来ているのは、小学生の中高学年のようです。ある高学年の女の子が、「公園の奥にある小屋で、遊びたいけれど泥で汚れている」、とプレーリーダーに訴えていました。すると、「じゃあ、きれいにしてみたら、すてきなおうちになるよ」。すると女の子たちは、リヤカーで水を運び、デッキブラシで、小屋の床をごしごしと掃除を始めました。
女の子が小屋を掃除しようとして、リヤカーで、水を運んでいるところ
水とデッキブラシを使って、小屋の中をお掃除しているところ
しばらくすると、すっかりきれいになった小屋のなかで、女の子たち、本を読んでくつろいでいました。“遊びを豊かにする”、“課題を解決していく”、それに対してのちょっとしたアドバイスをしてくれるのが、プレーリーダーのようでした。女の子たちは、「めがねのおにいさん」と呼んでいましたが、先生でもない、友だちでもない、遊びの先輩のような人が身近にいるということの心強さは子どもにとっては大きなものではないでしょうか。
子どもの時間
この猛暑、水遊びは気持ちがよくて、楽しくて、いつまでも子どもたちは夢中です。
子どもたちの笑顔をながめながら、どの家族も一日ゆったり過ごすようで、お昼は、園内にある手作りの椅子やテーブルを使ってお弁当を食べる家族がたくさんありました。
虫取り網をもって、走り回る子どもたち、木工のコーナーでは、ピカピカ光るのこぎりで、板を切る子どもたちも。ここは、ほんとうに時がゆったりと流れています。子どもの時間ってそういうものであるはず、と気づかされます。日頃は、私たち大人が子どもの時間を奪っているのではないかしら。反省しなければなりません。
「子どもにやさしいまち」とは何か、を追及していきたいと思っています。子どもの時間を保障しているか、子どもが満足して日々を過ごしているか、丁寧に点検していく必要があるのではないか、と思いました。
10時半に着いて、1時半まで遊びましたが。帰ろうか、というと、案の定、「まだ、帰りたくない!」と、子どもたちからの意見でした。
■次回の集まり
8月31日(月)10:00~12:00
●場所:生活クラブ・大田センター3階・会議室
(仲池上1-19-12)
「プレーパークに関する意見交換会」
・「子どもの森」についての感想や意見交換
・練馬区「子どもの森」の運営方法、設立までの経緯についての報告を聞く
・今後の大田区の公園のあり方を考える
どなたでもどうぞ!