江戸・紋切り遊びを知っていますか? ~日本文化・再発見~ 古民家カフェ蓮月でワークショップ
古民家カフェ蓮月でワークショップが開催されました。
(3月26日 講師:下中菜穂さん・松田牧恵さん)
紋とは:始まりは、平安時代の貴族の牛車につけた印だったそうです。
形と個人を結びつけて、わかりやすくするために。
戦国時代には、戦場で敵味方、たくさんの部隊を見分けるために必要でした。
江戸時代には、紋は庶民の手に渡って、豊かにひろがっていきました。
といっても作り方は「職人の秘伝」だったようです。
明治から昭和の初期には、「紋切り遊び」として、子どもたちの遊びにもなりました。
しかし、いつの間にか、すっかり忘れ去られた「紋切り遊び」。
下中さんは久が原図書館で偶然「紋の図柄」を見つけ、惹かれたのをきっかけに
その発掘(神田の古本屋さんで江戸時代の「紋の図柄集」に出会う)と紹介、普及のためのワークショップを行っています。
みんなで説明を受けているところ
作業中のテーブル
あなたの家の家紋はどんな形ですか。
日本人は「自然」をデザイン化して、美しい形を作る独特の才能を持っていたようです。折りたたんだ紙を型紙通りに切り抜き、そっと開くと、手の中から思いがけない美しい「日本の形」が生まれるのです。霞をさえ、紋にしてしまう繊細な感性をもった日本人。
桜だけで、いったいいくつ紋があるのでしょう
だんだん夕暮れに
今日のワークショップには大人も子どもも共に参加し、お互いよい刺激を受けました。紋切型ではない(?)、創造的な紋切り遊びが生まれました。すばらしい文化を持った日本にちょっと誇らしい気持ちを抱いた、楽しいひとときでした。
紋切り遊びの魅力をもっともっとたくさんの人に伝えていきたいと思いました。
⇒エクスプランテ (もんきり・切り紙・日本のかたち)
講師の下中さんと