「とっておきの池上!」 池上梅園

5月21日、緑美しい池上梅園でのお茶会に少し参加いたしました。
裏千家と表千家。
掛け軸とお花、茶器やお道具を愛でて、お菓子とお茶をいただきます。

静かなゆったりとした時間。
外と内との境を感じない「自然」との一体感、そして人の技による美しい器、もてなしの所作。
お茶という日本人が培ってきた文化の一端を味わった貴重な体験でした。

茶室 清月庵は、本門寺のふもとにあった大正時代の名建築。
保存運動がかなわず、近くに住む茶道家の中島恭名さんが買い取り、池上梅園に寄贈されたもの。

 

清月庵-1

 

 

 

 

 

 

清月庵

 

聴雨庵は、政治家藤山愛一郎氏の持ち物だったもの。戦時中には、東条内閣打倒の密談が行われたそうな。

 

聴雨庵の前で

 

 

 

 

 

 

聴雨庵 の前で

 

池上梅園は戦前、日本画家、伊東深水の自宅兼アトリエだったそうです。戦後、築地の料亭経営者の小倉氏が別邸として使用され、没後ご遺族が庭園として東京都に譲渡。昭和53年に大田区に移管されました。

深い緑と歴史を刻んだ美しい建築には、目も心も洗われます。
緑を吹き抜ける風を感じて深呼吸をする気持ちよさ。
時にはそんな豊かな時間を過ごすことも大切ではないでしょうか。
 
“平和”あってこそです。

 

清月庵の前で‐1

 

 

 

 

 

 

清月庵 の前で