なぜ、イヤイヤ期があるの ~虐待を防ぐために~ 勉強会のお知らせ
「なんで出かける前に、わがままを言いだすの!?」
2歳くらいの子どもが、「これはイヤ」と何かにこだわって怒ったり、泣いたりすることってないですか。気持ちに余裕のあるときは、「しょうがないなあ」と思えても、急いでいるときや、疲れているとき、どうにも許せなくなることってありませんか。
「なぜ私のいうことを聞いてくれないんだろう?」と自分の育児に自信がなくなったり、子育ての行き詰まりからくる苛立ちやストレスが暴力(虐待)に発展することもないとはいえません。「しつけ」と称しての虐待がよくきかれますが、始めから虐待するつもりではなく、いつの間にか、大人といえどもコントロールが効かなくなってしまっているのですね。
2歳児の「イヤイヤ」は、なぜ起こるのか
佐藤佳代子さんの本にこうあります。
「2歳から6歳というのは、大脳の脳神経回路(シナプス)が爆発的に増加していく時期なのです。脳内の神経回路がすごい勢いで増加するということは、自分のまわりのさまざまなことに敏感に反応し、脳の中の緊張が高まっていく時期。2歳というのはその入口に立っている時期だから、子どもはあらゆる刺激に対し、コントロールができずに情緒不安定になり、その状態が「イヤイヤ」として表われてくるのです。」
このことを知っていれば、「うちの子は順調に育っている、この成長の大きな波を子どもといっしょに乗り越えよう」と、気持ちを切り替えることができるのではないでしょうか。
発達の見通しをもつことで、心に余裕が生まれ、「待つ」ことができるのではないでしょうか。子どもの成長を考えるとき、この「待つ」ことがとても大事なのです。子ども自らの「大きくなりたい」というエネルギーを大事にすることで、子どもの意欲、生きる力が育まれるからです。
虐待を防ぐために、そして子どもの豊かな成長を応援できるように、子どもの発達の過程を脳の発達のメカニズムと合わせて学びませんか。
詳しくはこちらのチラシをご覧ください↓
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