市民の活力で防災まちづくり 「春日井市安全なまちづくり協議会」

市民の活力を生かす仕組みがユニークです。特にボニター(地域の安全リーダー)養成に力を入れ、(一流の講師を呼んでの講座開講)、意識の高い市民が地域の防災力向上のために活躍します。自主性・無償性であることで、主体的な活動できるほか、市や関係団体に提言もしていきます。市民・行政・警察の協働で、防災力をアップしようという仕組みが生きています。

 

春日井市安全なまちづくり協議会(平成5年~)

基本理念
1、「自分たちのまちは自分たちで守る」という市民一人ひとりの意識の醸成
2、市民参加による各種施策の実施と地域の安全リーダーの育成

組織

【1】5部会(市長辞令を受けた市の職員で構成)
・安全都市研究部会(都市環境と安全についての調査・研究)
・安全活動推進部会(地域における安全活動の推進)
・啓発活動推進部会(安全意識の普及・啓発)→春日井安全アカデミーの開校
・青少年問題調整部会(青少年問題に取り組む関係機関との連携活動の推進)→子ども防犯教室
・暴力追放推進部会
【2】部会事務局:総務部市民安全課
【3】ボランティア
・安全・安心まちづくりボニター
・女性フォーラム実行委員会

 

安全・安心まちづくりボニター

「ボランティア」と「モニター」を合わせた造語
役割:地域の安全のために活動、市など関係機関に提言を行う地域安全リーダー
活動例は、総合防災訓練への参加、こども防犯教室の講師など
ボニターになるには:春日井安全アカデミー基礎教養講座・専門課程・ボニター養成講座受講

 

女性フォーラム実行委員会

メンバー:アカデミーを卒業した女性
活動内容:女性や生活者の視点による安全なまちづくりに向けた調査・研究活動
市内37小学校で「安全マップ」作成、ワークショップ開催

 


市民・行政・警察の三位一体で安全なまちづくりを目指しているという春日井市。確かに警察の情報が対策に活かされ、よい連携が取れていることが伺われる。ボニターがリタイアした人たちの活躍の場になっており、行政の下請け機関ではなく、「提言する」という役割があることでの、行政との対等性はボニターのプライドや使命感に影響するのではないだろうか。

トヨタがあるせいか、自動車の盗難が一時は年間300台を超え、被害日本一に。平成23年は376台。プリウスが最も被害に会うのは、音がしないから盗みやすいからとのこと。高性能があだとなることもあるんですね。

浜松市、春日井市とも明確な達成目標を持ち、市民と一緒になって災害に立ち向かう姿勢を感じました。災害になるとよく“想定外”という言葉が使われますが、あきらめずにこつこつと想定と対策を積み上げていくことだなあ、と思います。少しでも想定外を減らすために・・・

 

春日市市議会議場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春日井市市議会議場にて