【きたざわ潤子のプロフィール‐5 】 車椅子ユーザー、当事者としての気付き

車椅子生活から見えたもの

骨盤の腫瘍の治療中で車椅子生活を送っています。幸い治療の効果が出ているせいか痛みはなくなり、現在は電動車椅子で活動しています。

 

 

 

 

 

 

 

さあ、出発

 

歩道の整備が必要

車椅子は道路法では歩行者と同じ扱いなので、歩道をいくのですが、車椅子が通る想定で作られていないので、狭く、凸凹があり、真ん中に電信柱があることもあります。車道と歩道の間に段差がある場合は縁石から落ちることもあり、なかなか大変です。一番困るのは左右方向に傾斜のある歩道の場合で、低くなっている方に車椅子が流れていってしまいます。

これまでその様なことにまったく気がつかなかったことを反省しています。生活者は高齢者、障がい者、ベビーカーを押している人もいるわけですから、このような道路・歩道の危険性に目を向け、だれにとっても優しく安全な生活環境を考えていかなくてはなりません。

 

 

 

 

 

 

 

車椅子議員、候補者の集まりにて

 

交通機関・公共施設、設計段階から障害者の参加が必要

また交通機関のことでいえば、電車とホームの間が大きく開いていると車椅子はスロープをかけてもらわないと乗り降りができません。毎回、駅員さんにお願いするわけですが、もしその隙間がなければ、もっと自由にできるはずです。都営大江戸線は設計の段階から車椅子ユーザーが参加して隙間のない電車とホームを実現したと聞きました。高齢者も障害者も気軽に社会参加ができやすくするためには、交通機関も公共施設も設計の時からしっかりと多様な立場の人が関わっていくことが大事だと感じました。

ハードもハートもバリアフリーなまち・大田をめざしたいです。

 

本門寺の桜の前で