台風19号についての意見交換:OTA未来カフェ ~次回は11月16日

10月19日、OTA未来カフェにおいて、台風19号についての意見交換をしました。集まったメンバーは区内の各地に暮らしていましたが、特に六郷地区に住んでいる人は避難をしたり、建物の上階で過ごしたりしたとのことでした。

まずは、大田区の被害状況等について。

大田区・台風19号に伴う対応について(2019年10月16日 防災危機管理課の資料より)

 

避難場所、自主避難スペース等

・水害時緊急避難場所 区立小中学校15校、雪谷文化センター、池上文化センターに開設
避難者:約6,500名
・自主避難スペース 特別出張所等 32か所に開設 避難者:約3,200名
・福祉避難スペース 障がい者総合サポートセンター等3か所 避難者:約71名
・帰宅困難者滞在施設 アプリコ 避難者:約150名  合計:約10,000名

 

写真はすべて多摩川のガス橋から大田区側を撮ったもの(10月13日の15時頃)

 


 

主な被害状況(10月15日 15:00)

(1)人的被害 多摩川
多摩川六郷大橋、中州に取り残されている人を救助(12日)
(2)田園調布4丁目、5丁目の一部地域(丸子川右岸)における浸水被害
・内水氾濫による浸水590件(床上583件、床下7件)
・消防、警察、自衛隊により浸水地域内の孤立者を捜索し、16名を救助
・13日1:30 東京都を通じて陸上自衛隊の災害派遣を要請、捜索終了につき、7:10撤収要請
(3)建物破損等:249件
(4)崖・擁壁:4件
(5)倒木:102件
(6)停電:大森東1~2丁目等(12日21時頃)

 

 

台風19号について意見交換をしました

・地震のときと水害のときでは避難所が違うことを初めて知った。冷静に考えれば当然のことだが。常日頃から把握しておく必要がある。

・高齢者や障害者もいる中で、避難所に行くことが難しい人も多い。また行っても入れない場合がある。どの避難所には受け入れ余力があるのか知る方法が必要。

・近くの小学校には「ここは避難所ではない」と書かれ、避難所に指定されている学校名が書かれてあったが、どこも遠い。民間にも協力してもらって(マンションや私学など)避難できるところをバランスよく配置できないものか。

・防災無線が聞こえなかった。大田区のHPが一時開けなかった。昔のように鐘をカンカンカンとならすのが注意喚起にはよいのではないか。または拡声器などで注意を呼びかける方法もよいのではないか。

・多摩川の水位が気になるので、ケーブルテレビなどが地域情報を流せるようにはできないか。

・停電になったときは、ラジオとランタンがいっしょになったものがあるとよい。

・日頃から近隣と仲良くしておくことが大事。避難所で持っていったおにぎりを分け合うなど自然に助け合いができる関係がつくれているとよい。災害はいつくるかわからないから、避難所には何を持っていけばよいかなど日頃から話し合う機会を持つようにしたい。

・日頃、いかに電気に依存した生活をしているか、災害のときに思い知らされる。電気がなくても生き延びられる術を身に付けておくことが必要。

・犬を飼っているので、避難所に行くことを遠慮した。ペットを飼っている人は避難所に行くことを躊躇すると思う。

・地球温暖化の対策を真剣に考えていかないとますます自然災害が大きくなる。

 

 

多くの被害を出した台風19号、慣れないことゆえ大田区でも多くの課題が浮上しました。区民の意見をしっかり受け止めて次に備えなければなりません。これまであまり見てこなかったハザードマップですが、我が家はどういう位置にあるのか、災害時にはどういう動きをするべきか、家族でしっかり確認する必要がありますね。喉元すぎても忘れないように・・・。

大田区ハザードマップ(風水害編)

 

地球温暖化の対策を真剣に考えないといけないね、という話題でしめくくったOTA未来カフェでした。

 

 

次回のOTA未来カフェは11月16日(土)14:00~

 「ジェンダー問題について」

お気軽にご参加ください。

 

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