柔軟仕上げ剤などに含まれる香料の健康影響について 大田区議会第1回定例会・調査を求める意見書を全会一致で採択
大田区議会から「柔軟仕上げ剤などに含まれる香料の健康影響について」の調査を求める意見書がこの3月25日に国に提出されました。
ttp://www.city.ota.tokyo.jp/gikai/chukei_kugikaidayori/kugikai_dayori/dayori_r02.files/239.pdf
（12ページ）
この10年、柔軟剤、消臭剤など香り付きの商品が増え、柔軟剤、洗剤、消臭剤などに含まれる化学物質により頭痛や吐き気など、心身に様々な症状が現れる人が増加しており、中には通常の生活が困難になる重篤な人もいます。
独立行政法人国民生活センターに寄せられる「柔軟剤の香り」に関する相談は増加傾向にあるといいます。しかしまだ実態把握や対策は進んでおらず、当事者たちは周りからの理解も得られない、という二重の苦しみにあっています。原因不明のアトピーやアレルギーの増加にみるように微量な化学物質の影響が今後、健康被害を拡大させる危険性もあります。たばこの受動喫煙は規制対象になりましたが、それと同じように「香り」が知らないうちに周りの人の健康被害に繋がることもあるのです。
ジャパンマシニスト社作成チラシより
ジャパンマシニスト社作成チラシより
ジャパンマシニスト社作成チラシより
昨年は、大田区議会にはいわゆる「香害」に苦しむ人から、“学校における「香害」の調査を求める陳情”が提出されました。区民からの訴え、人知れず苦しんでいる人がいることを知ったことから、議会として“調査の必要性と啓発や法的規制の検討”を訴える意見書提出に繋がったものと考えます。
今後も区民の声を聞き、区民生活に寄り添う大田区議会でありたいと思います。
参考
- 日本消費者連盟のポスター
https://drive.google.com/file/d/1NnP3aQwOkhKfPCt4G9-grllR6nLXoIlE/view
- 大田区消費者生活センター・大田区保健所のポスター
