『脱原発を世界に訴える』 元スイス大使 村田光平さん講演会に行ってきました

2012年11月4日 18時05分 | カテゴリー: 平和, 活動報告, 環境

10月30日に大田区アプリコ小ホールにて行われた、元スイス大使 村田光平さん講演会『脱原発を世界に訴える』(主催:「原発なくそう大田実行委員会」)に参加してきました。

東日本大震災・福島原発事故から1年8か月が経とうとしています。世界中を震撼させ、現在もまだ事故処理を作業員が命がけでおこなっており、予断を許さない状況なのに、なぜか、ほとんどのマスコミは、福島原発のことについて報道しません。

村田さんは、事故のずっと前から、「原子力」の危険性を訴えてきた方です。
54基もの原発、チェルノブイリのような事故が日本で起こったら、壊滅的な被害になる、と警告をしてきただけに、事故が起こってしまったこと、しかも事故後に政府のとった行動、「再稼動」「原発の輸出」という一連の流れに見る、日本の「責任感」のなさを嘆くものでした。
先生は、お話ししながら声を詰まらせるほどに、福島の人たちの苦しみに寄り添い、日本の行く末を心配され、世界的な視野から日本の今後のあり方を問われました。“原子力が本当に人の幸せに寄与するものなのか”と改めて考えさせられたお話でした。簡単にご報告させていただきます。

 福島原発4号機の危険性
燃料プールの中には、1500本もの燃料棒があり、水循環で冷やしているが、一刻も早く取り出さなくてはならない。しかし作業員は年間被爆量の限度を超えると作業できなくなるので、クレーンの技術者がもういない。鉄骨が落ちる事故の危険性。人類の英知を総動員する必要がある。震度6まではもつ、といわれているが、もし大きな地震がきたら、大参事に。地震が来ないことを祈るしかない。

 もし、あのとき
3・11 事故の大きさに恐れをなした東電は、「撤退」をしようとしていた。菅首相がそれを止めたが、もし、あのとき、東電が撤退していたら、原爆を超える被害になり、世界は破局に向かっていた。私たちはもっと想像力を持つべき。

 日本には倫理観・責任感・正義感があるのか
核廃棄物の処理ができない、自然や環境破壊を伴う、世界中への破滅的な影響を及ぼす可能性のある原発を推進するというのは、倫理観・責任感・正義感の欠如。世界の安全保障の問題でもある。一企業に任せておくべきものではなく、国が責任を負うべき。輸出などは不道徳の極み。
原子力村、専門家より、市民の直観の方が正しい。知性と感性のバランスのとれた指導者が各分野に必要。経済至上主義から精神至上主義へ。

以上。


反原発100万人の大占拠
毎週金曜日、各地から数万人の市民が集まり、「原発反対!」の声を上げる永田町・霞が関一帯。総理官邸、国会議事堂、そして経済産業省。 11月11日には、反原発100万人の大占拠が実施されようとしています。 http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1275

福島を決して忘れないために、将来の子どもたちに託す世界のためにも、今、行動しなくてはと思います。