これから日本はどうなる? 私たちの生活は? 安保法制の廃止をめざす集い~民主主義をあきらめない~

12月3日、アプリコ小ホールで「弁護士9条の会・大田」主催の集いがあり、SEALDsをはじめ、若者たちによって、安保法制に反対する思いが語られました。一連の安保関連法が自分たちの生活に直結することへの危機感、時代の空気が変わったことへの直観的な抵抗感は若者だからこそ鋭くあるのかもしれません。

菱 山南帆子さん(総がかり行動実行委員会)・矢野和葉さん(SEALDs)・町田ひろみさん(安保関連法に反対するママの会)・黒澤いつきさん(明日の自由 を守る若手弁護士の会)の4人の方がお話されました。それぞれの実感のこもった等身大の言葉には、共感を覚え、大いにエネルギーをいただきました。かいつ まんでご報告いたします。


菱山南帆子さん(総がかり行動実行委員会)

2015 年安保闘争の特徴は、野党連携と市民運動も草の根が全国に広がり、協働の精神を貫いたこと。デモには現役の医者が50人、救護班として加わっていたが、装 甲車の排気ガスで気分が悪くなった人が続出したときには、モーセの道ができて、助けに入るなど協働を感じた。国会議員と市民の「憲法違反」というコールが 国会内外で響きわたったのが印象的だった。法律は私たちを縛るけれど、憲法は国を縛るもの、立憲主義を犯すなんて、とんでもない。これからも地域・足元か らの運動の展開を強化していきたい。

矢野和葉さん(SEALDs)

も ともとは政治に無関心だった学生ばかりだが、今回は「やばい」と感じている人が集まってきて、運動は全国に広がっている。6月からデモと勉強会を続けてい る。中2の時、公民の授業で立憲主義、“私たちが主権者で、国民が王道を歩いていく”、を習ったのに、なぜ今、政府は当たり前のことを当たり前にやってく れないのか、なぜ、今、戦争反対と言わなくてはならないのか。SEALDsの規約は、単位を落とさないこと・よく寝ること・ポジティブであること、この3 つだけ。来年の参院選に向けて、できることをやっていきたい。

町田ひろみさん(安保関連法に反対するママの会)

4 歳と16歳の娘がいる、保育士。16歳の娘が社会科で「戦争ができる憲法になった」と聞いてきた。母親としていつも「日本は憲法があるから平和なんだよ」 と言ってきていたので、ほおっておくことはできない。国民に選ばれた国会議員が国民の生命を守らないとはどういうことだろう、と怒りの思いがあるが、活動 は生活に密着した言葉で、笑顔で、と心掛けている。だれの子どもも殺させない、命を大切にする社会にしたい。このママたちの行動は全国に広がり、現在60 支部にもなる。


黒澤いつきさん(明日の自由を守る若手弁護士の会)

自 民党の改憲草案を読んでショックを受けた。国防軍や治安維持が盛り込まれており、近代の立憲主義を終わらせるもの。集団的自衛権も立憲主義を否定するも の。子どもの未来を守りたいし、将来の子どもに“言い訳をする自分を想像したくない”から行動を続ける。怒りの連帯、希望の連帯を創っていきたい。憲法を カフェやバーで学ぶ「憲法カフェ」を開催する活動をしている。紙芝居などを使い、楽しく明るく、おしゃれに。憲法の基本を知ることで、主権者力を高め、政 府が何をしようとしているのか、見極めていけるようにしたい。


フランスでのテロの事件、ロシアとトルコの関係など、国際情勢には不安を感じる昨今です。
今 後、日本がどういう立場をとっていくのか、世界の中でどのような役割を果たしていくべきなのか、憲法のあり方がその方向性を左右するのではないでしょう か。集団的自衛権の行使容認を強行採決してしまった今、取り返しのつかないことにならないように、日本が慎重な歩みをしていくことを祈りつつ、もう一度、 憲法の意義を心に刻み、安保法案の廃止を訴えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

左がSEALDsの矢野さん、真ん中が私、右が総がかり行動実行委員会の菱山さん