男の子は青、女の子は赤って、だれが決めた? 自分らしく生きようよ! ジェンダー(社会的・文化的性差)を考えよう

男の子は青、女の子は赤って、だれが決めた? 自分らしく生きようよ!

    日野・生活者ネットワーク、「ジェンダーかるた」を作る

 

アメリカで子育てをしてきた知人が日本の学校に来てびっくりしたことを教えてくれました。アメリカでは男の子も女の子も自分の好きな色を選ぶのが当たり前で、男の子でも赤やピンクを普通に身に付けていたそうです。

 

小学校4年で、日本の小学校に入り、書道の作品が教室の後ろに張り出されたとき、男の子は全員青の台紙に、女の子は全員ピンクの台紙に貼られていたそうです。しかしそのとき、担任の先生が、血相変えて、知人のところに謝りにきたそうです。「青の台紙がどうしても1枚足りなくて、お宅のお子さんだけ、ピンクの台紙になってしまったんです。申し訳ありません」と。

 

びっくりしたのは知人で、そんなことはどうでもよくって、不思議に思ったのは、男の子は青、女の子はピンクと決めてしまってることだとのことです。なぜ自由に選ばないのか、と。

 

彼女の心配はもう一つ。日本では知らず知らずのうちに大人が枠を作ってしまっていて、そこをはみ出す子どもがいじめられてしまう構図ができているのではないかと。

 

なるほど。そうかもしれませんね。

だとすると私たちはこの日本の風土の中にあって、いつの間にか「男らしさ」、「女らしさ」を強要してはいないか、よく自分の言動を吟味して、「あなたらしさ」を問うていく、新しい文化をつくっていかなくては、と思います。

 

いじめの背景に日本の文化が影響しているとなると私たち、大人の責任は大きいといえます。

 

日野・生活者ネットワークが市民に呼びかけて、文章を募集して「ジェンダーかるた」を作りました。

遊びながら、しっかり頭を切り替えていきましょう。

ごいっしょにいかがですか。

https://hino.seikatsusha.me/blog/2021/02/27/4601/