ある日のお話会~今年1月におこなった幼稚園でのお話会のYouTubeです~

子どもたちに昔話を!

人生の旅路で何が大切なのかを教えてくれている昔話。時を経て語り継がれてきている物語は、先人の知恵であり、私たちへのメッセージ、子どもたちには先人からのエールなのです。

 

「まめたろう」イランの昔話

昔話ではよく、とても小さかったり、貧しかったりみんなからバカにされているような若者が主人公になるものです。そしてたいてい、あるきっかけがあって冒険にでるのですが、主人公が試練を乗り越えて成功する共通の要因に「自分を信じること」と「勇気」と「仲間」があると私はいつも感じるのです。

この「まめたろう」もそうです。子どもに恵まれないおばあさんの祈りから生まれた超小さな子ども「まめたろう」。でもまめたろうは「ぼくは体は小さくても心臓は大きいんだ」と自分に自信を持ち、残忍な王様にも対峙します。助けてくれたのは旅の途中で出会った「ほのお」と「小川」と「きつね」という友だち。それぞれの持ち味を武器にしてまめたろうを助けてくれます。

奇想天外ではありますが、昔話はいつも根底で「生きる上で大切なこと・人生のエッセンス」を教えてくれます。
「おばあさんが切望していた子ども」ということが子どもへの愛情を物語っているとすると“愛されること”で、主人公が自分を信じ、勇気を持って冒険に出て、そして人を信じる力で仲間を得ていく、という道筋が見えるのです。

 

人生の旅路で何が大切なのかを教えてくれているのが昔話。先人の知恵であり、私たちへのメッセージ、子どもたちにはエールなのです。
私が子どもたちに昔話を語り継いでいきたいと切に願っているゆえんです。

 


先日の幼稚園でのお話会に使った道具をご紹介します。
お話会のプログラム

1. 手袋人形「カラスの親子」

 

 

 

 

 

手袋人形 カラスの親子

 

2. 素話「まめたろう」イランの昔話

 

 

 

 

 

 

冊子「おはなしのろうそく」東京こども図書館発行 (「まめたろう」の話はここに入っています)

 

3. あてっこ歌「まんまるちゃん」

 

 

 

 

 

 

あてっこ歌「まんまるちゃん」。硬めの不織布の間に糸で留めた耳を隠している。ピンク色のマル

 

 

 

 

 

 

正解は、「ぶた」

 

 

 

 

 

 

白いマル

 

 

 

 

 

正解は「ウサギ」

 

 

 

 

 

 

赤いマル

 

 

 

 

 

 

正解は「タコ」

 

4. 牛乳パック絵本「どこがおなじ」
 

 

 

 

 

 

 

牛乳パック絵本「どこが同じ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この赤ちゃんとこのおじさんはどこが同じ?