やさしい街を作っていこう! 陣痛タクシーって知っていますか

これは妊婦さんの強い味方。事前登録すると、優先的に迎えに来てくれて、迅速に安全に指定の病院まで連れて行ってくれるシステムです。大体の予定日がわかっていてもいつ陣痛が来るかわからない、という状況は不安ですよね。家で、一人でいるときは特に。

普通の陣痛では救急車を呼ぶことはできないので、タクシーがすぐに飛んできてくれるのはとってもありがたいですよね。しかも、入会金も年会費も登録料も無料。送迎料金410円はかかりますが、一般のタクシーと同じ料金です。私は近所の荏原交通のタクシーに乗ったときに、案内のカードを見つけましたが、様々なタクシー会社が取り組んでくれているようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

タクシーの運転手さんにお聞きしてみました。

 

「陣痛のお客さんを乗せたこと、ありますか」
「ありますよ。どのお母さんも気丈なのにはびっくりします。乗せる時にお母さんらしき人がそばにいるのに、一人で乗ってくる人が多いんですよ。あとでね、なんて言って」
 

「どんな状況ですか」
「もう破水寸前の人も、車の中で破水した人もいましたよ」
 

「破水してもだいじょうぶですか」
「車にはあらかじめシートを敷いて備えてあるので大丈夫です」
 

「どこまで乗せることが多いですか」
「荏原病院とか近いときもあるけど、川崎や広尾の日赤まで運ぶこともあります」

 

タクシーの運転手さんは、赤ちゃんを産もうとしている女性の強さに感銘を受けているというふうな話し方でした。そして、これからも応援していきたいと言っていました!
それにしても、大田区は子どもを産める産院が少ないことがまず問題ですね。

 

〔参考〕陣痛タクシーとは?

“医療費における妊婦加算”平成30年度診療報酬改定 P.112~)でがっかりしていたところなので、「陣痛タクシー」はうれしい発見でした!
妊婦さんたち、がんばれ! みーんな応援しているよ!