“人の温かみの中で、子育てを楽しんでほしい” こあら村の願い

コロナ感染への不安、外に出かけられないストレス、子育て中の親たちにとっては特に大変な状況です。そんな折り、85日、こあら村では「赤ちゃんひろば」が開催されました。

https://www.facebook.com/koalamura/

0歳児の親子限定の子育てひろばです。

私の出かけた時間には6ヶ月の赤ちゃんとママが来ていました。スタッフが赤ちゃんを抱っこして、ママはスタッフと楽しく歓談。そのうち赤ちゃんが代表の藤岡さんの腕の中で、寝てしまうとママはびっくり。「この子、初めてよその人に抱かれて寝ました」と。パパは、子育てには協力的ですが、抱いていても泣きそうになるとすぐにママに手渡すのだそうです。藤岡さんは「パパもそこを乗り越えないとねえ」と。ママの頑張りとパパの「もう一歩」に期待するママの気持ちにさりげなく共感します。しばし、かわいくも8㎏の重量から解放されたママ、促されて近所の店にランチに。「本当にいいんですか?!こんなこと、初めてです」と遠慮がちに、でもうれしそうに。(これはたまたま赤ちゃんが一人だったのでできたこと)

地域の中に子育て中の親がホッとできるような場所が必要だと考えて、ボランティア仲間が集って作られたこあら村。歴史は大田区の子ども家庭支援センターより古く、子育て中の家庭、そして子育てを応援したい人をも応援しながら15年たちました。年齢へのこだわりもなく、また障がいの有無にとらわれずに、だれをも受け入れてくれる暖かな包容力にはどんなに多くの人が助けられ、励まされてきたことでしょう。地域ぐるみの育ち合い、支えあいがモットーですが、ここで育った人が今度はスタッフになるという“支え合いの輪”が生れてきています。

いこい公園の隣りにあるという好立地と家庭的な雰囲気と自由さの中で、先輩ママとの出会いや子どもたちは楽しい遊びを経験できる「こあら村」。人の温かさを感じる中で信頼関係が生れ、心が解放され、もしもの時には相談ができる、そのような流れが生れるのではないだろうか、と感じます。

 

子どもをめぐる悲しい事件に接する度に、“困った時に「助けて」といえる土壌とは一体どういうものだろう”と考えます。子育てを応援する地域の活動からヒントを得ていきたいと思います。

 

次回の「赤ちゃんひろば」は819日(水)10301200 予約不要・無料

同時開催:プールひろば AM 11:001200 未就園のお子さん  PM 13:001400 幼・保・小学生

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