「第2回大田区議会定例会の報告」「地域包括支援センターの役割とは?」ご報告 OTA未来カフェ
久しぶりのOTA未来カフェ、消毒液を用意し、密にならないようにイスを配置し、外の風を入れながらの集まりでした。議会報告の後は、地域包括支援センターについての話を聞き、大田区の福祉施策について、さまざま意見交換をしました。高齢になっても安心して地域生活を送るための高齢者施策にはみんな大きな関心を寄せています。
1.「第2回大田区議会定例会の報告」
■補正予算(コロナ対策)
3次 | 区立学校感染症対策 サーモグラフィー導入 | 6,800万円(都支出金3,300万円) |
地域医療連携の推進 | 7,680万円(大田区一般財源) | |
プレミアム付地域商品券(商店街活性化推進事業) | 18,000万円(大田区一般財源) | |
4次 | ひとり親世帯臨時給付金※ | 48,000万円(国庫支出金) |
※厚生労働省・ひとり親世帯臨時特別給付金のご案内
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000643818.pdf
■一般質問から
「ひとり親を含む子育て世帯、また低所得者に対しての居住支援、家賃補助を」
住まいは生活の基盤です。とくにコロナ渦での収入減での家賃負担は厳しいものです。もともと社会制度の歪みや不整備な中で脆弱な立場に置かれているひとり親などには、中長期的な生活支援が必要です。大田区として独自に家賃補助制度の創設、中間支援をする居住支援法人の開拓などを求めました。
2、「地域包括支援センターの役割とは?」
柳谷由美さん(ケアマネージャー)のお話から
地域包括支援センターは、区内に22ヵ所あり、地域の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とし、介護サービス、成年後見制度、権利擁護、虐待防止など、民生委員とも連携し、制度横断的な支援を展開している施設です。保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、そのチームアプローチにより、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行う総合窓口でもあります。
この日は、地域包括支援センターの役割のうちの「高齢者福祉・介護予防」について主任介護支援専門員の柳谷由美さんにお話を伺いました。健康を維持するため、介護予防に役立つ区内の施設や事業を紹介していただきました。気軽に訪ねてみたり、実践してみること、おすすめです。
■地域包括支援センターと連携をとっている施設の紹介
- 老人いこいの家(ゆうゆうクラブ)21カ所
多くは広い座敷があり、プログラムはあまりなく、自由にゆったり囲碁、将棋やおしゃべりを楽しんだり、カラオケも楽しめます。お風呂が付いています。
- シニアステーション7カ所
総合相談の窓口でもあり、高齢者の元気維持や介護予防のために様々なプログラムを展開しています。直営6カ所と有隣協会が運営するシニアステーション糀谷です。
お風呂はありませんが、シャワーがついています。
https://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/fukushi/kourei/shinior_station/index.html
■健康維持に役立つ情報
- はねぴょん健康ポイント
スマートフォンアプリで歩数データやランキングを確認することができます。健康応援メールも届きます。毎日の健康目標をもって計画を作ったり、区内各所にあるスタンプスポットを探索したり、ゲーム感覚で楽しみながら運動することで、スタンプを集めることのできるアプリです。https://www.kirari-kenko-ota.hanepyon-point.jp/
- 高齢者見守りキーホルダー
区内に住む65歳以上の方はだれでも登録して、キーホルダーを作ることができます。あらかじめ区に登録しておいた自分の緊急連絡先や医療情報を緊急時には24時間体制で、医療機関や警察からの照会に対応して、迅速に情報提供がなされます。
外出先で突然倒れた時、認知症の方の徘徊に際して、安心なツールです。
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/fukushi/kourei/mimamorinettowaku.files/pamphelt2020.pdf
申し込みは地域包括支援センターへ