ベビーカーをたたまないで乗車できる横浜市営バス。子どもと子育て家庭を応援する社会に!

ベビーカーをたたまないで乗車できる横浜市営バス。

https://www.wam.go.jp/content/wamnet/pcpub/top/fukushiiryounews/20201030_132100.html

https://kotsu100th.city.yokohama.lg.jp/step02.html

 

たまたま出会ったママは、双子の7ヶ月の赤ちゃんをベビーカーに乗せていました。かわいい赤ちゃんをながめさせてもらいながら、しばしおしゃべり。男の子と女の子の双子です。それぞれの性格も動き方もちがって、その成長を楽しむ日々ではありますが、なにしろ苦労するのは、“移動”とのこと。健診に行こうと思ってもバスにもタクシーにも乗れません。バスだとベビーカーをたたまなくてはなりませんが、二人を抱いて、ベビーカーをたたみ、持つなんてことはとてもできません。タクシーにもベビーカーをたたんで、二人を抱いて乗ることはできません。

 

少子化対策と言われて久しいですが、ベビーカーでの移動にはかなり制限があり、特に双子の場合は、困る場面が多いようです。

 

横浜市営バスに問い合わせたところ、以前からベビーカーは折りたたまずに乗せることができましたが、今回は2人乗りのベビーカーも安心して乗せられるように降車口からスロープで上がれるようにして、車内での固定用ベルトを長いものに付け替えたそうです。「なぜそうしたのか」と聞いたところ「国土交通省から指針が出ていることもあります」、との返答でした。

 

国土交通省では「子育てにやさしい移動に関する協議会」を立ち上げ、2人乗りベビーカーも公共交通を利用しやすくするようにとの指針を示しています。

https://www.mlit.go.jp/report/press/sogo09_hh_000235.html

 

そういえば、私は一昨年、車イスを使用していましたが、いつもバスでは運転手さんがスロープを降車口に取り付けて、指定場所に誘導してくれました。バリアフリーは障がい者だけが対象ではなく、全ての人のためのもの。混んでいる時は確かに難しいでしょうが、子育て支援という視点から「移動」についてぜひ公共交通機関等には担ってほしいものです。

 

このような実践を伝えることで、乗車する市民の認知が進み多くの事業者の参加につなげたいと考えます。

 

支え合い、助け合う社会、子どもを優しく見守り育む社会でありたいなと思います。